ポケットマルシェ、代表自ら全国を回る「REIWA 47キャラバン」開催

全国の農家や漁師などの生産者と消費者をつなぐ「ポケットマルシェ」を運営する株式会社ポケットマルシェは、同社の代表取締役である高橋博之氏が全国47都道府県を行脚する「REIWA 47キャラバン」を2020年7月からスタートした。

「REIWA 47キャラバン」は、高橋氏が参加者との対話を通じて生産者と消費者が直接つながり合う世界の未来を探るもの。東日本大震災の発生から10年が経とうしている中、新型コロナの影響下にある生産者と消費者のつながりを掘り下げたい考えだ。

ポケットマルシェは、全国の農家や漁師が生産する一次生産品を直接購入できるスマートフォンアプリ。
現在、3,000名以上(2020年7月時点)の農家・漁師が登録しており、7,000品を超える生産品と生産者のストーリーが提供されている。

ポケットマルシェの代表を務める高橋博之氏は、岩手県花巻市出身の事業家。2006年から岩手県議会議員を2期務め、東日本大震災後の2011年には岩手県知事選にも立候補したという。

事業家に転身した後はNPO法人や一般社団法人を立ち上げるなど震災後の生産者を支援する取り組みを展開。2016年9月に全国の生産者と消費者を直接つなぐプラットフォーム「ポケットマルシェ」をリリースした。

高橋博之氏

「生産者と消費者のつながり」をテーマにしたトークセッションを全国で開催


「REIWA 47キャラバン」は、高橋氏が全国の都道府県を行脚して、「生産者と消費者のつながり」をテーマに講演やトークセッションを行うイベントだ。

一部の都市では生産者が対面で食材を販売するリアルマルシェも開催される予定で、「オンラインとオフラインを融合した新しい都市型マルシェを開催することで、生産者と消費者をより深くつなげたい」としている。

過去に開催されたトークセッションの様子
過去に開催されたリアルマルシェの様子

開催スケジュール


<2020年>
7月:大分、熊本、山口(※開催済み)
8月:長崎、佐賀、福岡、栃木、埼玉、茨城
9月:福井、岐阜、愛知、山形、秋田
10月:岡山、島根、鳥取、千葉、神奈川、京都、滋賀、三重
11月:北海道、青森、沖縄、鹿児島、宮崎
12月:群馬、新潟、福島、石川、富山、大阪、奈良、和歌山

<2021年>
1月:長野、山梨、静岡、高知、徳島、兵庫
2月:香川、愛媛、広島、宮城、岩手
3月:東京
※ 変更の可能性あり。

同社は、開催にあたり「新型コロナウイルス感染症への対策としてオンライン参加のほか、入場時のアルコール消毒や入場制限等を徹底する」とコメントしている。
申込みは専用ホームページで受け付けているとのこと。


「REIWA 47キャラバン」専用ホームページ
https://47caravan.com/
株式会社ポケットマルシェ
https://www.pocket-marche.com/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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