糖度保証で廃棄ロスの削減にも! 果実非破壊測定器「おいし果」の公式サイトがリニューアル

果物などの非破壊測定器「おいし果」を製造・販売する千代⽥電⼦⼯業株式会社は、新型コロナウイルスの影響で新たな販売方法が求められる中、6月23日に公式ウェブサイトを全⾯リニューアルした。

「確実に⽢い果物・野菜だけを販売したい」という声に応えたおいし果の活⽤⽅法の提案、および利用者からの問い合わせによりスピーディーに対応することを⽬指すという。



果実の表面にかざすだけで糖度を測定できる


⾮破壊測定器である「おいし果」は、従来の糖度計のように果汁を絞る必要が無いため、作物を傷つけず収穫前の作物をそのまま測ることや、出荷の際にすべての作物を計測してそのまま出荷することも可能。


おいし果には、圃場や店頭で使いやすいハンディ機に加えて、出荷場での使⽤に適した卓上機の2種類となっている。測定にかかる時間はひとつあたり0.5秒で、誰でも美味しい果物を⾒分けることができる。

美味しさの見える化


新型コロナウィルスの影響により、スーパーなどの小売店では接客方法にも三密回避が求められる中、糖度を表示しておくことで美味しさを一目で判断することができ、購入のきっかけにも繋がる。また外食の需要が減り、出荷できずに余ってしまっている野菜や果物も糖度を明確にすることで、価格を上げて販売することも可能だという。


千代⽥電⼦⼯業株式会社
https://www.chiyoda-denshi.co.jp/

おいし果 製品情報
https://oishika.net
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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