「農機具高く売れるドットコム」、豪雨被害の農業機械を整備し海外で再利用販売

株式会社MEトレーディングは、2020年7月に発生した「令和2年7月豪雨」で被災を受けた農業機械を買取・再利用して海外向けに販売するプロジェクトをスタートした。

同社はプロジェクトの開始にあたり、「被災農家の経済的負担の緩和や農業機械の再利用による持続可能な社会形成を目指す」とコメントした。


MEトレーディングは、2020年4月に設立された株式会社マーケットエンタープライズの100%子会社。
株式会社旺方トレーディングから譲渡を受けた中古農機の買取・販売・海外輸出事業を展開し、現在は世界80カ国を超える国での販売実績を有する。

マーケットエンタープライズは、 ネット型リユース事業を中心にメディア事業やモバイル通信事業を手がける企業で、農業分野では中古農機の買取ビジネス等を展開する。

豪雨災害による浸水被害で多くの農業機械が被災


昨今の記録的大雨や大型台風の影響は、農業生産者にも甚大な被害を及ぼしており、2020年7月に発生した「令和2年7月豪雨」の被災地では、浸水した多くの農業機械が引火等の危険性からエンジンを始動できずにいるという。

マーケットエンタープライズでは、過去に発生した「西日本豪雨」や「令和元年房総台風」の際にも、浸水被害を受けた農機の買取について被災農家から相談を受けていたが、販売先の確保などの課題から対応を見送ってきたという。

損傷を受けた農機を買取してメンテナンス後に海外市場で販売


今回のプロジェクトは、「豪雨災害で損傷を受けた農業機械を農家から買取して、メンテナンス後に海外市場で販売する」というもの。

買取対象となる農機は、トラクターやコンバイン、田植機などの大型農機やエンジン式の小型農機などで、買取に関する一連の手続きは、同社の親会社であるマーケットエンタープライズが対応するという。

買取の申込みは、ウェブサイト「農機具高く売れるドットコム」ほか下記の電話番号で受け付けているとのこと。
(電話番号0120-559-587 /受付時間9:15~21:00)

同社は、世界80カ国を超える中古農機の取引実績をもとに、可能な限り高い金額での買取を実施していきたい考えだ。


農機具高く売れるドットコム
https://www.noukigu-takakuureru.com/
株式会社マーケットエンタープライズ
https://www.marketenterprise.co.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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