世界初のスマート体験農園サービス「Root Farm あしがら」が会員募集を再開

体験農園の運営を行いながらAIやIoTを用いたシステム開発を展開する株式会社Rootは、農業を疑似体験できる世界初のスマート体験農園「Root Farmあしがら」の会員募集を再開した。

「Root Farmあしがら」は、農産物の収穫体験や収穫した農産物の直送等をコンテンツに、田んぼや畑の“今”がオンラインとオフラインで体験できるサービスである。料金は、配送収穫会員が2万4000円/年で、自分の区画で栽培が楽しめるマイブロック会員が3万6000円/年(前年からの継続希望者のみ)となっている。


Rootは、神奈川県足柄市で体験農園の運営ほか、AIやIoTを用いたシステム開発を行う農業スタートアップ企業。同社では、代表取締役である岸圭介氏自らが、稲作や畑作、レモン栽培、体験農園の運営を行いながら、IoTやAIを用いたシステム開発を行っている。2020年4月には、リアルな罠猟と森の営みが体験できるサービス「マイわな体験サービス」の提供を開始した。

実際の農業体験とウェブ上での農業体験が連動したサービス


「Root Farmあしがら」は、実際の農業体験とウェブ上での農業体験を組み合わせたサービスである。

実際の農業体験では、 ジャガイモ、カボチャ、スイカ、メロンなどの夏野菜や人参、大根、白菜やニンニクなどの冬野菜の収穫が年6回の配送と併せて体験できるという。神奈川県南足柄市にある農園では、駐車場やレストハウスなどの施設のほかヤギの飼育を行うスペースも併設され、収穫の際には休憩や料理なども楽しむことができるそうだ。

ウェブ上での農業体験では、 同社のスマート体験農園サービスである「はたけあそびネット」を通じて、画像や動画、VRなどの畑の映像コンテンツや気象データ分析、収穫予測シミュレータが使用できるほか、野菜やヤギとのAIチャットなどが楽しめるとしている。

Rootは、「Root Farmあしがら」 の運営やスマート体験農園システム「はたけあそびネット」の提供を通じ、自然に根差した豊かな暮らしの味わいを届けていく考えだ。


株式会社Root
https://root-farm.com/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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