国産農業用ドローン「AC101」の農薬散布代行サービスがスタート

農薬散布用ドローン「AC101」を開発する株式会社NTT e-Drone Technologyは、開発者・教官が現地へ赴き農業者の農薬散布を代行する「ドローン農薬散布サービス」を開始した。

農薬散布の委託を検討する農業者のニーズに応えていくと同時に、日本の圃場により適したドローン開発を推進したい考えだ。


農薬散布の日時や経路、実施者等を記した報告書も提供


「ドローン農薬散布サービス」で使用するドローン「AC101」は、国土の約7割を中山間地域が占めるといわれる日本の農業環境に適した国内生産の農業用ドローンだ。

農薬散布作業の代行に加え、散布を実施した日時や散布経路、散布実施者等を記録した報告書の提供も行われる。

農薬散布サービスのイメージ
実施報告書のイメージ
サービスの概要は以下の通り。

NTT e-Drone Technology ドローン農薬散布サービスの概要
対象作物:水稲・麦(その他作物については要相談)

申込単位:5ヘクタール以上(来年度以降は申込単位を下げていく予定)
利用料金:最初の5ヘクタール 5万円(税込)※1ヘクタール毎に1万円~1万5000円(税込)の追加料金
対象エリア:関東・甲信越・東北(順次拡大予定)
※当日の天候が雨天・強風の場合、希望どおりの散布ができない場合あり。サービスの利用は先着順。日程等は総面積、圃場の形状等を確認して決定。


株式会社NTT e-Drone Technology
https://www.nttedt.co.jp/
農薬散布ドローン「AC101」カタログ
https://93bbfb33-e289-45e6-8266-ec1fb1e916b5.filesusr.com/ugd/fe5b11_f5b4e984c93f43c18950f446137f14da.pdf
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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