農業会計ビッグデータをAIで分析する情報サイト「農業利益創造研究所」が公開

一般社団法人農業利益創造研究所は、農業簿記ソフトメーカーであるソリマチ株式会社が提供する農業会計ビッグデータを、AIを活用して分析・研究する情報発信サイトを公開した。


共有されにくい農業経営ノウハウを発信


農業利益創造研究所は、農業者の経営改善および利益創造等を目的に設立された農業経営研究のシンクタンク。九州大学大学院農学研究院の教授である南石晃明氏をアドバイザーに、会計データを元に得られた高利益農家特徴などをAI活用による統計分析を行い、農業における利益創造の手法について情報発信する。

公開した情報サイトに掲載されている内容および今後実施が予定されている活動は以下の通り。

  1. 農業会計ビッグデータ分析(AI活用)に基づく農業経営の利益創造手法の発信
  2. 優れた農業経営者へのアンケートやリサーチ調査による利益創造手法の情報発信
  3. 全国の農業会計データに基づく統計表
  4. 全国の農業経営データ(収入・所得など)と自分の経営データをランキング表示
  5. 農業発展に貢献する提案募集や優良経営者「農業王」の表彰を通じた農業イノベーションの促進

農業利益創造研究所は、後継者不足など人的課題を抱える日本の農業にとって、データを活用した農業の経営改善の重要性が増していると考え、情報発信を行うことで生産者の豊かな未来と発展に貢献したい考えだ。

 

農業利益創造研究所 情報サイト
https://nougyorieki-lab.or.jp/
ソリマチ株式会社
https://www.sorimachi.co.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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