稲作用「自動抑草ロボット」の開発で、有機米デザインと井関農機が業務提携

自動抑草ロボット開発を柱に有機栽培技術開発などに取り組む有機米デザイン株式会社は、国内農業機械大手である井関農機株式会社との業務提携を発表した。

今回の業務提携は、井関農機が保有する農業機械事業のノウハウや販売網を活用して、有機米デザインが有機農業の普及発展を目的に開発を進めている稲作用「自動抑草ロボット」の早期実用化を目指すもの。開発・販売の2つを軸に、実証実験や性能評価、早期販売に向けたマーケティング等を実施する。

有機米デザイン代表取締役の山中大介氏(左から3番目)、同社取締役の中村哲也氏(左から2番目)、井関農機取締役常務執行役員の縄田幸夫氏(左から4番目)。茨城県つくば市にて

田んぼに生える雑草を抑制する自律航行型のロボット



有機米デザインが開発を進める稲作用「自動抑草ロボット」は、田んぼに生える雑草を抑制する自律航行型のロボット。代掻き後の水田を自律航行して水中を撹拌し、泥を巻き上げることで光を遮り、土の物理性に影響を及ぼして雑草の生長を抑制する。

有機米デザインが開発を進める稲作用自動抑草ロボットの参考動画
両社は、今回の業務提携を通じて、慣行栽培と比較して除草作業に多くの時間と労力を要する稲作の有機農業を省力化したい考えだ。


有機米デザイン株式会社
https://www.ymd1122.com/
井関農機株式会社
https://www.iseki.co.jp/
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WRITER LIST

  1. 槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  2. 田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  3. さわちん
    2児の父。あるきっかけにより農業のイメージを変えたいと考え、16年間のサラリーマン生活にピリオドを打つことを決意。2020年春、家族で田舎に移住し、新規就農を目指す。自身が「移住×就農のモデルケース」となるために、いろんな方面へ向けて奮闘中。
  4. 福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  5. 窪田新之助
    農業ジャーナリスト。福岡県生まれ。日本経済新聞社が主催する農業とテクノロジーをテーマにしたグローバルイベント「AG/SUM(アグサム)」プロジェクトアドバイザー、ロボットビジネスを支援するNPO法人Robizyアドバイザー。著書に『日本発「ロボットAI農業」の凄い未来』『GDP 4%の日本農業は自動車産業を超える』(いずれも講談社)など。