稲作用「自動抑草ロボット」の開発で、有機米デザインと井関農機が業務提携

自動抑草ロボット開発を柱に有機栽培技術開発などに取り組む有機米デザイン株式会社は、国内農業機械大手である井関農機株式会社との業務提携を発表した。

今回の業務提携は、井関農機が保有する農業機械事業のノウハウや販売網を活用して、有機米デザインが有機農業の普及発展を目的に開発を進めている稲作用「自動抑草ロボット」の早期実用化を目指すもの。開発・販売の2つを軸に、実証実験や性能評価、早期販売に向けたマーケティング等を実施する。

有機米デザイン代表取締役の山中大介氏(左から3番目)、同社取締役の中村哲也氏(左から2番目)、井関農機取締役常務執行役員の縄田幸夫氏(左から4番目)。茨城県つくば市にて

田んぼに生える雑草を抑制する自律航行型のロボット



有機米デザインが開発を進める稲作用「自動抑草ロボット」は、田んぼに生える雑草を抑制する自律航行型のロボット。代掻き後の水田を自律航行して水中を撹拌し、泥を巻き上げることで光を遮り、土の物理性に影響を及ぼして雑草の生長を抑制する。

有機米デザインが開発を進める稲作用自動抑草ロボットの参考動画
両社は、今回の業務提携を通じて、慣行栽培と比較して除草作業に多くの時間と労力を要する稲作の有機農業を省力化したい考えだ。


有機米デザイン株式会社
https://www.ymd1122.com/
井関農機株式会社
https://www.iseki.co.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
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    北島芙有子
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    川島礼二郎
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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