農林水産省が2021年度「6次産業化アワード」のエントリー受付を開始【8月11日まで】

農林水産省は、農林水産業の6次産業化に向けた優れた取り組みを表彰する2021年度「6次産業化アワード」の募集を開始した。応募期限は2021年8月11日(水)で、応募に関する不明点を相談できる窓口も開設されている。


大臣賞受賞者は次年度の農林水産祭への参加が可能に


「6次産業化アワード」は、同省が管轄する6次産業化推進協議会が主催する表彰イベント。対象は、農林水産業の6次産業化に取り組む全国の事業者で、過去に受賞歴がある場合は新たな取り組みが追加されていることが条件になる。

表彰は、農林水産大臣賞(1点以内)、農林水産省関係局長賞(5点以内)、協議会奨励賞(数点)のいずれかで、大臣賞の受賞者には次年度の農林水産祭の参加権が付与される。昨年度は、直売所、レストラン、工房、観光農園等を敷地内に配置した観光拠点として「おおむら夢ファーム シュシュ」を運営している有限会社シュシュ(長崎県大村市)が農林水産大臣賞を受賞した。

選考は、書類審査、現地調査、最終審査の順で行われ、審査結果を公表した後、東京で表彰式が開催される予定だ。

今後のスケジュール(予定)
・応募受付締切:2021年8月11日(水)
・現地審査:2021年9月~10月
・審査結果の公表:2021年12月
・表彰式:2022年1月21日(金)

開催概要

2021年度6次産業化アワード

募集期間:2021年6月15日(火)~2021年8月11日(水)
対象:6次産業化に取り組む農林漁業者・組織・団体および連携事業者
主催:6次産業化推進協議会


令和3年度6次産業化アワード
http://tiiki.jp/award/6ad.html
令和2年度の受賞事例
https://prtimes.jp/a/?f=d266-20210601-6151.pdf
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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