花の定期便「ブルーミー」、流通に関する品質認証マーク「リレーフレッシュネス」認証を取得

お花の定期便「ブルーミー(bloomee)」を運営する株式会社Crunch Styleは、生産・流通・小売の3段階の品質保障を示す花き類専門の認証マーク「リレーフレッシュネス(流通)」を取得した。


お花の定期便「ブルーミー」は、 会員数約10万世帯を誇る生花専門のサブスクリプションサービスである。
プランは550円・880円・1980円の3つで、提携する全国200店舗以上の生花店を拠点に季節の花を届けている。



花き類の品質向上を目的とした取り組み

  農林水産省は、減少する花消費の大きな要因のひとつに「消費者の日持ちに対する不安」を挙げている。

「リレーフレッシュネス」は、農林水産省が実施した補助事業「平成26年度国産花きイノベーション推進事業」の一環でスタートした花き類専門の認証制度。目的は、花き類の日持ち向上で生産・流通・小売の3種類の認証マークがある。

サスティナブルな花消費へ向けた取り組みも展開

  同社は、サスティナブルな花消費への取り組みとして、日本最大の花市場を運営する株式会社大田花きとの連携も強化。新たな流通規格である「ブルーミーフラワー」を創設して規格外商品の買取・販売も進めている。

すでに連携を開始している生産者との取り組みでは、ケイトウやハイブリッドスターチス、ヒペリカムなどの実物やアイビーなどの葉物を「ブルーミーフラワー」として2万本以上を買取している。


同社は、生花の定期便サービスを提供する企業では初となる今回の認証を機に、国内で生産される花き類の流通拡大と効率化に貢献したい考えだ。


お花の定期便「ブルーミー(bloomee)」
https://bloomeelife.com/
株式会社Crunch Style
https://www.crunchstyle.jp/
平成26年度国産花きイノベーション推進事業
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kaki/flower/pdf/03_hokuriku.pdf
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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