エイチ・アイ・エスと山形市、観光や農業を通じた地方創生で連携

国内外を対象に旅行事業を展開する株式会社エイチ・アイ・エスと山形市は、観光および農業の振興を通じて地方創生を推進する連携協定を2021年9月1日に締結した。

(左から)エイチ・アイ・エス訪日旅行本部本部長 簾藤眞太郎氏、 エイチ・アイ・エス取締役専務執行役員 中森達也氏、 山形市長 佐藤孝弘氏、 山形市副市長 井上貴至氏

山形市の観光と食の魅力を発信


山形市は、開湯1900年の歴史を持つ「蔵王温泉」や日本最大のスキー場「山形蔵王温泉スキー場」がある国内有数の観光地。農業生産も盛んで、さくらんぼや西洋なしのほか、「つや姫」や「雪若丸」などのブランド米も栽培されている。

連携では、新型コロナ収束後の消費拡大を視野に、エイチ・アイ・エスが事業を通じて培った経験を活用して、山形市の観光と食の魅力を発信。訪日外国人旅行者の誘致を強化項目に、国内旅行の需要回復や地域活性化に取り組む。

連携の内容は以下の通り。

  • 観光の振興および山形ブランドの発信に関すること。
  • 山形ブランドの発信および観光振興に関すること。
  • 山形市産品の販路拡大に関すること。
  • 農業の活性化に関すること。
  • その他、地方創生の推進に関すること。

エイチ・アイ・エスは、世界61カ国にある営業拠点を活用して、日本の一次産業や食文化を発信する農業プロジェクト「HIS FOOD PROJECT」を始動している。同社は、企業理念である「自然の摂理にのっとり、 人類の創造的発展と世界平和に寄与する」をモットーに、農業が抱える課題を解決したい考えだ。


株式会社エイチ・アイ・エス
https://www.his.co.jp/
山形市ホームページ
https://www.city.yamagata-yamagata.lg.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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