簡単に移動ロボットを自作できる「CuGo」、販売台数300台を突破

農地や雪上など不整地走行が可能な小型移動機器の開発・製造・販売を手がける株式会社CuboRexは、産業ロボット向け電動クローラユニット「CuGo」の累計販売台数が発売21カ月で300台を突破したことを発表した。


取り付けるだけで移動ロボットを自作


産業ロボット向け電動クローラユニット「CuGo」は、クローラー自体に動力が内蔵されたロボット開発向けのパーツユニット。自動除草ロボットや収穫サポートロボットなど農業分野での活用も進んでいる。


以下がその一部である。

1.東京大学大学院農学生命科の海津裕教授が開発した「小型自動除草ロボット」
農作物の畝間を自動走行する小型自動除草ロボット。
自動栗拾いロボット、 農作物の成長観察ロボット、 農地内マップ制作用移動ロボットの開発も予定されいる。

2.東京のロボットベンチャーでロボット開発を手がける橋本氏が開発した「みかん収穫サポートロボット」
果樹農家の腰痛軽減を目的に開発されたみかん収穫サポートロボット。
赤色の物に反応するセンサーを活用した自動追従機能を有する。

3.株式会社Quantomicsが開発した 「自律走行型作物数カウントロボット」
農作物の品質改良に必要な栽培試験に活用できるロボット。
ロボットが農地内を自律走行して農作物の数を自動でカウントする。

今後は、建築現場や災害現場などあらゆる不整地産業に対応したバーションアップを予定しているとのこと。


株式会社CuboRex
https://cuborex.com/
電動クローラユニット「CuGo」
https://cuborex.com/products/cugo/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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