後付け自動操舵システム「AgriBus」のバージョンアップ版が販売開始

農業機械用ガイダンスナビアプリ「AgriBus-NAVI」を提供する株式会社農業情報設計社は、農業用トラクターに後付けできる自動操舵パッケージ「AgriBus-AutoSteer/K」を発売した。価格は94万6000円(税込)。


「AgriBus-AutoSteer」をバージョンアップ


「AgriBus-AutoSteer/K」は、同社が2019年12月に発売した「AgriBus-AutoSteer」のバージョンアップした製品である。従来品と比べて分解能に優れたモーターを採用することで精緻な自動操舵を実現しつつ、販売価格は10万円ほど低い価格設定になっている。

製品特長は以下の通りだ。

1.農業用トラクターを使用した農作業の本質である作業機の操作に重点を置いた自動操舵。

2.農業用トラクターの運転に不慣れな初心者をサポートする優れた直進性。

3.低コストで精度の高い自動操舵

4.手の平サイズの2周波RTK-GNSS「AgriBus-GMiniR」を基地局に利用。
出典:https://agri-info-design.com/agribus-gminir/

作業精度の向上や時間短縮を実現


自動操舵システムには、「直進キープ開始時に発生する隣接条間とのズレを小さくする」、「作業時間を大幅に短縮する1行程飛ばし作業ができる」など、初心者でも熟練農業者と同等程度の作業精度を実現できるメリットがある。



同社は、「AgriBus-AutoSteer/K」の販売を通じ、日本の農業生産者の新たなチャレンジを応援していきたい考えだ。


株式会社農業情報設計社
https://agri-info-design.com/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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