自動運転管理システム「AgriBus-Web」に高低差マップ機能が追加

農業機械用GPSガイダンスナビアプリ「AgriBus-NAVI」を提供する株式会社農業情報設計社は、「AgriBus-NAVI」を使用して得た作業記録や圃場データをWEB上で管理する「AgriBus-Web」に「高低差マップ」機能を追加した。


圃場の高低差は、保水性や排水性など農作物の成長に必要な水の動きに大きな影響を及ぼすといわれている。
しかし、傾斜や凹凸など高低差が大きい日本の圃場では正確な高低差を完全に把握することは難しく、「圃場の高低差を見える化する技術の開発を進めても、圃場全体の高低差までは確認できない」という課題を抱えていた。

圃場の高低差データを実際のマップ上に表示


同社が今回追加した「高低差マップ」機能は、過去の走行軌跡データを集積して作成した圃場の高低差データを実際のマップ上に表示するもの。


等高線を計算する専用のアルゴリズムを採用しているのが特長で、メッシュサイズを変更すれば圃場全体の高低差も確認できる。

同社は今回追加した「低差マップ」機能の提供を通じ、水田の均平作業の効率化など日本の農業生産者が抱える課題を解決したい考えだ。


株式会社農業情報設計社
https://agri-info-design.com/
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  1. よないつかさ
    1994年生まれ、神奈川県横浜市出身。恵泉女学園大学では主に有機栽培について学び、生活園芸士の資格を持つ。農協に窓口担当として5年勤め、夫の転勤を機に退職。アメリカで第一子を出産し、子育てをしながらフリーライターとして活動。一番好きな野菜はトマト(アイコ)。
  2. syonaitaro
    1994年生まれ、山形県出身、東京農業大学卒業。大学卒業後は関東で数年間修業。現在はUターン就農。通常の栽培よりも農薬を減らして栽培する特別栽培に取り組み、圃場の生産管理を行っている。農業の魅力を伝えるべく、兼業ライターとしても活動中。
  3. 槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  4. 沖貴雄
    1991年広島県安芸太田町生まれ。広島県立農業技術大学校卒業後、県内外の農家にて研修を受ける。2014年に安芸太田町で就農し2018年から合同会社穴ファームOKIを経営。ほうれんそうを主軸にスイートコーン、白菜、キャベツを生産。記録を分析し効率の良い経営を模索中。食卓にわくわくを地域にウハウハを目指し明るい農園をつくりたい。
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    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。