学生を対象にした農業体験イベント「食べチョクおてつたび」がスタート

農家の仕事を手伝いながら旅行が楽しめるマッチングサイト「おてつたび」を運営する株式会社おてつたびと産直通販サイト「食べチョク」を運営する株式会社ビビッドガーデンは、食べチョクに登録する生産者と農業に興味がある学生をマッチングして農業の魅力を発信するキャラバン方式の農業体験イベント「食べチョクおてつたび」をスタートした。実施期間は2022年4月から2023年3月まで。


職業としての農業の魅力を発信


「食べチョクおてつたび」は、両社が参画する「農業の魅力発信コンソーシアム」の活動の一環で実施する学生向けの農業体験イベント。収穫作業や梱包作業、発送作業など食べチョクに登録する全国の生産者の仕事を体験してもらいながら農業の魅力を伝えるのが目的で、2022年3月23日・28日に千葉県我孫子市で実施した企画では、各回3名の学生が茎ブロッコリーの収穫作業や梱包作業、発送作業等を体験した。



現在予定されているスケジュールは以下の通り。

1.2022年4月6日(水)~2022年4月23日(土)
場所:佐賀県藤津郡太良町
内容:アスパラガスの収穫、食べチョク発送用の梱包作業の手伝い
詳細:https://otetsutabi.com/plans/897

受入生産者である「A-noker(ええのうかー)」の安東浩太郎氏。
20代は会社員として過ごしたが、脱サラしてゼロから地域の名産品になるほどのブランドアスパラを作り上げた。

2.2022年4月14日(木)~2022年4月18日(月)

場所:佐賀県伊万里市
内容:養鶏場での作業、食べチョク発送用の卵のパック詰めの手伝い
詳細:https://otetsutabi.com/plans/996

受入生産者である「素ヱコ農園」の松本啓氏。
快適な環境で家畜を飼育してストレスや病気を軽減するアニマルウェルフェアを実践している。

3.2022年4月18日(月)~2022年4月25日(月)

場所:石川県能美市
内容:お米の種まき、食べチョク発送用の梱包・発送作業の手伝い
詳細:https://otetsutabi.com/plans/898

受入生産者である「有限会社たけもと農場」の竹本彰吾氏。
ラジオ等のメディアを通じて農業の魅力を積極的に発信している。
 
4.2022年5月1日(日)~2022年5月7日(土)
場所:沖縄県国頭郡東村
内容:摘果マンゴー収穫、食べチョク発送用の梱包・発送作業の手伝い
詳細:https://otetsutabi.com/plans/692

受入生産者である「沖縄ゴールデンマンゴーファーム」の八谷耕平氏。
農薬メーカーの仕事と農家の仕事を両立しながら沖縄のマンゴー産業を支える。

両社は、「食べチョクおてつだび」の実施を通じ、職業としての農業の魅力を発信していきたい考えだ。


おてつたび
https://otetsutabi.com/
食べチョク
https://www.tabechoku.com/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
  4. 鈴木かゆ
    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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