ヤンマーアグリ、宮城県と農業分野の発展を目的とした連携協定を締結

ヤンマーアグリジャパン株式会社と宮城県は、スマート農業技術を活用して宮城県農業の効率化・活性化を推進する包括連携協定を締結した。

出典:https://www.yanmar.com/jp/agri/news/2022/03/29/106097.html

連携協定で取り組む主な内容は以下の通り。

1. ICT技術を活用した生産体系の構築と環境に配慮した持続的な食料生産体制の構築
・土地利用型野菜、子実とうもろこしの栽培など水田のフル活用に向けた技術実証。
・密苗・直播栽培技術を活用した水稲省力作業体系の確立。
施設園芸栽培における省力化技術の実証。
2. 次代の農業を担う人材の確保・育成
・スマート農業普及に向けた共同活動。
・農業大学校・高校等の教育機関との連携。
・農作業安全対策への支援。
3.県産農産物の新たな需要創出
・食品関連産業と連携したサプライチェーンの構築および生産と消費のマッチング。
・ICT技術を活用した販売戦略と付加価値の創出。
・県産農産物の価値向上に役立つ情報の発信およびサービスの構築。
4.地域社会の活性化および県民サービスの向上
・新技術・スマート農業技術を活用した共同活動。
みどりの食料システム戦略に向けた共同活動。

宮城県農業のスマート化を推進


宮城県は、2021年3月に「みやぎ食と農の県民条例基本計画」を策定して、安全・安心な食料の安定供給、農業者の育成、持続的な農業経営など、地域農業の発展に欠かせないさまざま施策を講じてきた。

両者は今回の連携協定を通じ、それぞれが保有する技術やノウハウを総合することで、宮城県農業のスマート化を推進したい考えだ。


ヤンマーアグリジャパン株式会社
https://www.yanmar.com/jp/about/company/yaj/
宮城県
https://www.pref.miyagi.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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