農業チャットアプリ「FarmChat」の病虫害診断に8品目が追加

株式会社ファーム・アライアンス・マネジメントは、農業専用のビジネスコミュニケーションアプリ「FarmChat(ファームチャット)」の病虫害診断サービスに、キク、ブドウ、ピーマン、タマネギ、モモ、ジャガイモ、カボチャ、ダイズの8つの品目を追加した。


農業関係者向けのビジネスチャットツール


「FarmChat」は、電話やFAXなどアナログな方法で行われている事業者間の情報のやり取りを効率化する農業関係者向けのビジネスチャットツールである。


「PRISM病虫害診断API」を活用


同社が提供する病虫害診断サービスは、農研機構が運営する農業データ連携基盤「WAGRI」の「PRISM病虫害診断API」を活用した機能。

農作物の葉表の画像を学習したAI病虫害判定エンジンを使用して農作物の病気や害虫の種類を診断するのが特長で、過去の診断結果を検索することも可能という。


利用方法は、「FarmChat」内にある「匠のアドバイス機能」から、対象となる農作物を撮影し送信するのみで、該当する病虫害の発生確率を表した診断結果がチャットBotで送られてくる。


なお、今回の品目追加に合わせ、葉表や葉裏など農作物の部位ごとの病虫害診断が可能に。若手農業者には判断が難しい病虫害の診断にスマートフォンを活用することで業務の効率化をサポートしていく。


株式会社ファーム・アライアンス・マネジメント
https://www.farmalliance.net/
FarmChat(ファームチャット)
https://farm-chat.com/
農業データ連携基盤「WAGRI」
https://wagri.naro.go.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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