静岡大学と大和コンピューター、メロンの網目の外観検査を行う等級判定AIを開発
国立大学法人静岡大学と株式会社大和コンピューターは共同で、温室メロンの網目の品質を認識するAIを開発した。
日本の温室メロンは、果実の形状や網目の色合い、均一性など外観の品質を見分けることができる熟練生産者による等級判定を基本としているが、生産者ごとに判断基準が異なるため、等級判定の一貫性が保てないという課題を抱えていた。
両者が行った研究では、一般的なRGBカメラで撮影したメロン表皮の全周映像データを統合し、AI学習用の画像を作成。
その後、等級判定に寄与した部位を表現するアクティベーションマップと深層距離学習を用いて網目の品質を定量化したところ、熟練生産者の等級判定を約82%の精度で再現するAIモデルが生成できたほか、表皮の不良部位を可視化する技術やAI等級判定の度合いをレーダーチャートで表現する技術の開発に成功したという。
両者は、今回開発したAIを通じ、日本の温室メロン生産現場の等級判定と出荷作業の効率化を推進していく構えだ。
国立大学法人静岡大学
https://www.shizuoka.ac.jp/
株式会社大和コンピューター
https://www.daiwa-computer.co.jp/
一貫性を持った等級判定が可能に
日本の温室メロンは、果実の形状や網目の色合い、均一性など外観の品質を見分けることができる熟練生産者による等級判定を基本としているが、生産者ごとに判断基準が異なるため、等級判定の一貫性が保てないという課題を抱えていた。
両者が行った研究では、一般的なRGBカメラで撮影したメロン表皮の全周映像データを統合し、AI学習用の画像を作成。
その後、等級判定に寄与した部位を表現するアクティベーションマップと深層距離学習を用いて網目の品質を定量化したところ、熟練生産者の等級判定を約82%の精度で再現するAIモデルが生成できたほか、表皮の不良部位を可視化する技術やAI等級判定の度合いをレーダーチャートで表現する技術の開発に成功したという。
両者は、今回開発したAIを通じ、日本の温室メロン生産現場の等級判定と出荷作業の効率化を推進していく構えだ。
国立大学法人静岡大学
https://www.shizuoka.ac.jp/
株式会社大和コンピューター
https://www.daiwa-computer.co.jp/
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