産直卸売の北海道産地直送センター、初の直売所「産直市場」と直営EC店をオープン

北海道特産品の産直卸売事業を手がける株式会社北海道産地直送センターは、北海道北広島市に初の直売所となる「産直市場」をオープンした。7月19日からは、直営EC店「産地直送センター」も設け、全国の一般消費者に向けたネット通販も開始している。




北海道の豊かな「食」を全国の一般消費者へ

同社は創業以来、約20年に渡って北海道内で独自の仕入れルートを開拓し、提携先の生産者から大都市圏の小売店・飲食店へと仲買いを通さずに直送販売する卸事業や、会員限定通信販売などの産地直送事業を展開してきた。

北海道産の新鮮な食材を厳選し、生産者の情報を付して直接売り場へと届ける取り組みは、こだわりの食材をベースに、他社との販商品やメニューの差別化を図りたい飲食店舗などから高い評価を得ているという。

一方で、近年の北海道物産・旅行への人気の高まりに加え、提携農場小松ファームの「朝採れグリーンアスパラ」がメディアで紹介され注目を集めたことをきっかけに、一般消費者からの「商品を直接購入したい」との声も増えてきたとのこと。

これらの要望を受け、同社では2019年7月に初の直営店舗となる「産直市場」及び、直営ネットショップの「産地直送センター」を立て続けにオープンする運びとなった。

店舗内では、新鮮な海産物や農産品が豊富に出そろう中、消費者が自身の目で品質や鮮度を確かめながら、直売所価格での買物を楽しめる。

同社は、これらの事業を通して北海道の「食」の魅力を発信するとともに、生産者と全国の一般消費者を繋ぐ「食」のプラットフォームとして、北海道から全国に「旬」の味や豊かな食文化を届ける方針だ。


北海道産地直送センター「産直市場」店舗概要

【営業時間】10:00~18:00
【定休日】月曜日
【住所】〒061-1112 北海道北広島市共栄362-21
【TEL】011-372-9050
【アクセス】
札幌都心部や新千歳空港からのアクセスに便利な国道274号・北海道道46号江別恵庭線沿い(地方発送も可)




【商品ラインアップ】
海産物:カニ・鮭・うに・いくら・昆布・サンマ・ホタテ・海老・タコ・タラコ・数の子・干物 他
農産物:メロン・とうもろこし・アスパラ・じゃがいも・玉ねぎ 他
畜産品:牛肉・豚肉・鶏肉・鹿肉・ジンギスカン・ハム・ソーセージ 他
スイーツ&加工食品:チーズ・バター・ヨーグルト・お菓子・調味料 他
※季節商品を含む


北海道産地直送センターの人気商品紹介

幻の富良野メロン「キングルビー」

芳醇な香りと濃厚な果汁、シャキッと程よく引き締まった果肉が特徴。糖度は平均16度前後(通常13度前後)。北海道富良野町の名産「赤肉メロン」の中でも、特に甘く美味とされる品種「キングルビー」。栽培の難しさから稀少性が高い上に種の生産が既に終了したため、あと数年で姿を消してしまうかもしれない幻のメロンだ。



白いとうもろこし「雪の妖精」

見た目の美しさや、糖度15~17度という強い甘味が人気の白とうもろこし。富良野産で早朝採りの大きめL~LLサイズ10本セットでの販売となる。シャクッとした食感の良さがありながら、粒皮が柔らかいため歯に挟まりにくく食べやすいのも魅力の一つだ。



小松ファームの「新冠産朝採れグリーンアスパラ」

競走馬産地で有名な新冠町産の極太アスパラガスは、高級有機馬糞堆肥を使用して育った、安全でヘルシーな甘味濃厚・食感抜群の逸品。テレビで紹介されて人気に火が付き、楽天でのテスト販売ではアスパラ部門ランキング1位を獲得した実力商品だ。



北海道ミルキーロールの「ロールケーキ切り落とし」(冷凍)

「北海道ミルキーロール」のカット不具合や切れ端部分などの規格外品も販売。甘さ控えめでコク深く濃厚なクリームに蜂蜜を混ぜて焼き上げ、ふんわりきめ細かな和風生地で巻き込んだ香り高いロールケーキ。夏は冷凍のままアイスケーキとしても。



特選「ボイルたらば蟹脚」(冷凍)

漁獲量の減少が続く貴重な「本たらば蟹」の中でも、身入り抜群・甘み濃厚で瑞々しくツヤのある特選品。極寒の海で漁獲してから間もない新鮮な蟹を茹で上げたのちに、「トンネルフリーザー」による急速冷凍で旨味を凝縮した。瑞々しくツヤのある蟹肉がぎっしりと詰まった、甘み濃厚な一級品たらば脚だ。



天然「沖獲り紅鮭」(冷凍)

荒波の中で漁獲した「沖獲り品」と尊ばれる稀少な天然の紅鮭は、身の色の鮮やかさと抜群の脂乗りの良さが特長だ。銀色の皮の輝きが美しい獲れたての紅鮭を加工し、瞬間冷凍をかけた、食べやすい2切れごとの真空パック品。塩焼きのほか、ムニエルやバター焼き、鍋料理用にも。



一番手「いくら醤油漬」(冷凍)

新鮮な素材の味を生かすため「一番手」と呼ばれる高品質な鮭卵を、控えめに醤油漬けした。いくら丼3~4杯分250g入り。獲れてから加工するまでの時間が短いため、皮が非常に柔らかい上に口の中に残りにくく、食感のよい仕上がりに。



通がうなる身の味わい「本ししゃも オス30尾」(冷凍)

世界でも北海道のわずか16本の河川のみでしか漁獲されない、非常に稀少な品種「本ししゃも」は30尾入。脂乗りが非常によく身は柔らかで、焼くと香ばしい香りが食欲を誘う一品。オスはメスと比べて体が大きく、身の味わいが勝るとも。



特大「数の子松前漬」(冷凍)

数の子・するめいか・昆布を醤油ベースのタレに漬け込んだ、北海道の郷土料理「松前漬」。高級昆布「がごめ昆布」や北海道産優良品「真昆布」、特大数の子が入っている。素材の味と調和するよう、特性醤油ダレに漬け込みじっくり熟成した。温かいご飯や酒の肴にも最適だという。



大人気「じゃが豚 お徳用」(冷凍)

全国の北海道物産展などで大人気の「じゃが豚」は、じゃがいもから作ったモチモチとした食感の皮に、細切れの豚肉と野菜を入れた惣菜品だ。豚肉は良質な飼料で育った北海道産豚肉、じゃがいも・野菜も北海道産を使用。茹でた「じゃが豚」に付属の特製北海道素材スープを合わせるほか、お鍋の具材や蒸してポン酢を添えても美味。1kg34~36個前後入、特製スープ4袋付。



<参考URL>
株式会社北海道産地直送センター

直営店舗「産直市場」
直営EC店「産地直送センター」
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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