「水稲乾田直播・子実トウモロコシフォーラム2023」が3月7日に盛岡市で開催

農研機構東北農業研究センターは、「水稲乾田直播・子実トウモロコシフォーラム2023」を2023年3月7日(火)に岩手県盛岡市にあるいわて県民情報交流センター(アイーナ)で開催する。参加費は無料。

出典:https://www.naro.go.jp/event/files/KanchokuCorn_Chirashi.pdf

各地の取組事例を報告


「水稲乾田直播・子実トウモロコシフォーラム2023」は、水稲乾田直播や子実トウモロコシを導入した水田輪作の普及に必要な方策を検討する農業関係者向けのセミナーである。

対象は、生産者、農業関係団体・行政機関・普及指導機関・試験研究機関・民間企業等に所属する職員等で、水田輪作による地力の維持をテーマにした講演や各地の取組事例の報告が予定されている。

詳細は以下の通り。

1)10:30~10:40|開会挨拶
・農研機構東北農業研究センター 所長 川口健太郎氏
・岩手県農林水産部農業普及技術課 総括課長 竹澤利和氏
2)10:40~11:20|話題提供
演題
・「水田輪作による地力維持について」
講師
・農研機構東北農業研究センター 緩傾斜畑作研究領域長 関矢博幸氏
3)11:20~14:25|事例報告
座長
農研機構東北農業研究センター 水田輪作研究領域長 迫田登稔氏
1.岩手県花巻市(水稲乾田直播)
・有限会社アグリスト 代表取締役社長 髙橋章郎氏
・岩手県農林水産部 農業普及技術課 農業革新支援担当 寺田道一氏
2.福島県南相馬市(水稲乾田直播)
・株式会社飯崎生産組合 代表取締役 水谷隆氏
・福島県相双農林事務所 農業振興普及部 木田義信氏
3.滋賀県彦根市(水稲乾田直播)
・有限会社フクハラファーム 取締役会長 福原昭一氏
・農研機構西日本農業研究センター 研究推進部 岡本毅氏
4.宮城県東松島市(水稲乾田直播・子実トウモロコシ)
・有限会社アグリードなるせ 取締役会長 安部俊郎氏
・宮城県石巻農業改良普及センター 岩間睦実氏
5.青森県つがる市(子実トウモロコシ)
・出来島種子生産組合 営農企画部長 半田春男氏
・青森県西北地域県民局地域農林水産部 農業普及振興室分室 芦田倫子氏
4)14:40~16:10|意見交換
座長
・農研機構東北農業研究センター 緩傾斜畑作研究領域長 関矢博幸氏
助言者
・有限会社 盛川農場 代表 盛川周祐氏
・農研機構東北農業研究センター 研究推進部 古畑昌巳氏
・農研機構東北農業研究センター 水田輪作研究領域 篠遠善哉氏
5)16:10|閉会

農研機構東北農業研究センターは、「水稲乾田直播・子実トウモロコシフォーラム2023」の開催を通じ、持続的な水田農業を確立していくための対策を確認・共有していく構えだ。


開催概要


水稲乾田直播・子実トウモロコシフォーラム2023
日時:2023年3月7日(火)10:30~16:10
場所:いわて県民情報交流センター(アイーナ)8階 会議室804
住所:岩手県盛岡市盛岡駅西通1丁目7-1
料金:無料
定員:150名
申込:https://prd.form.naro.go.jp/form/pub/naro01/ks-forum2023
〆切:2023年2月22日(水)


農研機構東北農業研究センター
https://www.naro.go.jp/laboratory/tarc/index.html
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WRITER LIST

  1. よないつかさ
    1994年生まれ、神奈川県横浜市出身。恵泉女学園大学では主に有機栽培について学び、生活園芸士の資格を持つ。農協に窓口担当として5年勤め、夫の転勤を機に退職。アメリカで第一子を出産し、子育てをしながらフリーライターとして活動。一番好きな野菜はトマト(アイコ)。
  2. syonaitaro
    1994年生まれ、山形県出身、東京農業大学卒業。大学卒業後は関東で数年間修業。現在はUターン就農。通常の栽培よりも農薬を減らして栽培する特別栽培に取り組み、圃場の生産管理を行っている。農業の魅力を伝えるべく、兼業ライターとしても活動中。
  3. 槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  4. 沖貴雄
    1991年広島県安芸太田町生まれ。広島県立農業技術大学校卒業後、県内外の農家にて研修を受ける。2014年に安芸太田町で就農し2018年から合同会社穴ファームOKIを経営。ほうれんそうを主軸にスイートコーン、白菜、キャベツを生産。記録を分析し効率の良い経営を模索中。食卓にわくわくを地域にウハウハを目指し明るい農園をつくりたい。
  5. 田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。