愛知のJA賃貸、入居者に12カ月間連続「あいち産農畜産物」を届けるプレゼント企画実施

2019年9月1日〜10月31日にかけて、JA賃貸(JAあいち経済連建設部)は、地域農業の活性化や同団体が取り扱う物件への入居促進を目的に「12カ月連続で、あいちの農畜産物が届く」プレゼント企画を開催すると発表した。キャンペーン期間内に入居契約を結んだ物件成約者の中から、抽選で5名の当選者が決定する。


地域とともに歩むJAを目指して

近年、都市型のJAでは組合員のニーズに応え、農地を賃貸住宅に建て替える土地活用や資産の売却、相続税対策などの資産管理事業を本業に組み込むケースが増えている。中でも、大都市圏を管轄地域とするJAあいち経済連は、賃貸住宅ブランドの「JA賃貸」を展開し、住宅や不動産を手がける総合事業に取り組んできた。

同団体は2019年現在、愛知県内で約27,000戸の賃貸アパートやマンションを運営している。オリジナル賃貸住宅「ジェイ・クルール」や、リノベーション賃貸住宅「ジェイ・リプラン」、特別仕様住宅の「プレミアムハートホーム」などの住まい手目線の商品を開発し、好評を得ているとのこと。

JA賃貸のリノベーション物件

また2019年9月より新たに、JA賃貸ならではの総合性を発揮した取り組みとして、地域農業とのコラボレーション企画「12カ月連続で、あいちの農畜産物が届く」 を実施する。具体的にはキャンペーン期間中、同団体が運営する物件を契約した上でプレゼント企画の抽選に当たると、2020年1月〜12月までの計12回に渡って野菜や肉などが配送されるサービスだ。

そもそも愛知県といえば、工業県として圧倒的な全国シェアを占める一方、中部地方で最大の農業産出額を誇る全国屈指の農業県でもある。今回の企画はJAグループとして、地元愛知県で穫れた農畜産物の美味しさを、JA賃貸の主要顧客であるニューファミリー層に伝えるとともに、食農教育に繋げたい思惑もあるという。

同団体は、今後も「住み続けていく価値」を追求した賃貸ブランドとして事業の活性化を図り、さらに魅力ある住宅やサービスの提供を目指していく。また、農地の有効活用を通じて農家支援の拡充を図るとともに、住宅や不動産を手がける総合事業の強みを生かし、地域農業の維持・拡大を目指す考えだ。

「あいち産農畜産物が12カ月連続で届く」企画概要


実施期間:2019年9月1日〜10月31日
応募資格:上記期間内に、JA賃貸が取り扱う物件の入居契約を結んだ成約者を対象とする。
当選人数:抽選で5名
配送期間:2020年1月〜12月(計12回)
応募方法:キャンペーン応募用紙に必要事項を記入の上、事務局へ郵送する。

<参考URL>
JAあいち経済連
JA賃貸
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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