農業での転落・転倒事故を防ごう「令和5年農作業安全ポスターデザインコンテスト」開催

農林水産省は、「春の農作業安全確認運動」の一環として、農作業安全に対する国民意識の醸成および効果的な推進を図るため、農作業安全を広く呼びかける「令和5年(2023年)農作業安全ポスターデザインコンテスト」を開催する。作品は絵画、イラストのほか、CGや写真などの平面作品も可能でA4/A3サイズ・タテのデザイン。募集期間は6月27日(火)まで。

テーマは「徹底しよう!農業機械の転落・転倒対策」


近年、農業機械作業による死亡事故が年間300件近く多発している状況が継続しており、農業機械による事故が約7割、80歳以上の高齢者による事故が約4割を占めている。中でも、乗用型トラクターの転落・転倒による死亡事故の割合が高くなっている。

出典:「令和5年農作業安全ポスターデザインコンテスト」を開催します(https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/sizai/230427.html
そのような中で農林水産省では、「農作業安全確認運動」を春と秋に開催しており、今回のポスターコンテストもその一環。

ポスターの内容としては、シートベルトや安全キャブ・安全フレームの使用、ヘルメットの装着等による被害軽減対策のほか、危険個所のう回を始めとした対策により、転落・転倒時等の事故を未然に防ぐことが重要であることから、被害軽減対策、未然防止の観点からシートベルトの着用、幅員狭小区間のう回、カーブ区間の徐行など、農業者の安全意識が高まるデザインが求められている。

また、ポスターを目にした農業者等が農作業安全にしっかり取り組もうと感じられ、家族や他の農業者にも注意を促したくなるようなデザインが求められる(未公表でオリジナルのものに限る)。

なお、優秀作品は「秋の農作業安全確認運動推進会議」で表彰するとともに、農林水産大臣賞受賞作品については「秋の農作業安全確認運動」のポスターデザインとして採用される。

令和4年度の入賞作品

「令和5年農作業安全ポスターデザインコンテスト」概要


テーマ
「徹底しよう!農業機械の転落・転倒対策」

ポスターデザインの募集対象
絵画、イラスト、CG、写真などの平面作品でA4又はA3サイズ・タテのデザイン

表彰点数
応募作品は審査委員会において審査・選定し、7月末頃に農林水産省ホームページで受賞作品を発表する。また、農林水産大臣賞、農林水産省農産局長賞、日本農業新聞賞については、「秋の農作業安全確認運動推進会議」にて表彰される。
  • 農林水産大臣賞……1点
  • 農林水産省農産局長賞……1点
  • 日本農業新聞賞……1点
  • 入賞……10〜20点

募集期間
令和5年4月27日(木)〜6月27日(火) (当日消印有効)

応募方法(注意点)
実施要領をご確認の上、応募作品とともに、添付資料の応募用紙に必要事項を記載し、以下の応募先に郵送または電子メールにて応募のこと。
電子メールの場合、容量の上限は7MBまでとし、それを超える場合は電子媒体(CD-R等)で郵送。
※応募によって得られた個人情報は厳重に管理し、本人への連絡を行う場合に限り利用する。

応募先
●郵便の場合
〒100-8950
東京都千代田区霞が関1-2-1
農林水産省農産局技術普及課内ポスターデザインコンテスト事務局担当宛て

●電子メールの場合
poster★maff.go.jp
★を@に変更して送付のこと。


「令和5年農作業安全ポスターデザインコンテスト」を開催します|農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/sizai/230427.html
 「農作業安全対策」のページ(農林水産省)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/index.html
農作業安全のための指針(農林水産省)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/attach/pdf/index-51.pdf
【農作業安全のための指針参考資料】個別農業機械別留意事項
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/attach/pdf/index-49.pdf
農作業安全の啓発資料
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/siryo.html
作業機付きトラクターの公道走行について(農林水産省)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/kodosoko.html
農作業安全情報センター((国研)農研機構革新工学センター)
https://www.naro.affrc.go.jp/org/brain/anzenweb/index.html

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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
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  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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