”使い切れる量だけ農家に頼める”直送サイト「ゴヒイキ」がサービス開始

株式会社Heart Fullは、消費者のリクエスト金額に見合う分だけ旬の食材が提携農家から届くプラットフォーム「ゴヒイキ」を開始した。

届くのはリクエストした金額分だけ


「ゴヒイキ」最大の特長は、自分が欲しい分を購入できるリクエスト方式での注文だ。


700円~10万円の範囲の中で自分で金額を設定し、主婦の方々だけではなく、一人暮らし、独身の方でも使い切れる分だけを購入が可能。食材はすべて農家さん判断で野菜が届くという。

北海道から沖縄まで全国各地の農家さんが揃っているため新鮮で安心安全なオーガニック野菜はもちろんのこと、食べたことのない食材や、スーパーでは買えないような珍しい食材などが食べられるのも「ゴヒイキ」の魅力の一つ。野菜本来のおいしさを体感できる。

「ゴヒイキ」というサービスの始まり

同サービスは、「ゴヒイキ」代表の友人が農業を継ぐという話になった際に「インターネットを使って面白いことをやろう!」と言い始めたことがきっかけだったという。

その後、代表自身も自身の祖母がが作ったプチトマトが、東京のスーパーで購入したものよりも美味しく衝撃を受け、「家庭菜園でもこれだけ美味しいのであれば、まだまだ日本には美味しい野菜を作っているにもかかわらず販売方法が分からず埋もれてしまっている農家は沢山いるんではないか?」、と感じたことにより、「ゴヒイキ」というプラットフォームが誕生した。

最も大事にしているのは、「今が旬の野菜を食べてもらい、同じ野菜でもこんなに味が違うんだということを体感してもらう」こと。そのため食べたい野菜を消費者が決めるのではなく、旬の野菜を農家が決めるという新しい購入方式となったという。

ゴヒイキの購入までの流れ


【STEP.1】購入金額を入力して、リクエストを送信。取引可能な全ての農家に連絡。

【STEP.2】農家から連絡がくる。リストから“いいな”と思った農家を選ぶ。

【STEP.3】選んだ農家と配達希望日などのやりとりし、旬の食材が自宅に届く。



リクエストを送ると承認した農家さんが表示される。


事前にメッセージで内容量や送料について相談も可能だ。

<参考URL >
株式会社Heart Full
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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