農作業マッチングサービス「農How」と「アグリウィズ」が連携、シームレスで利用可能に

株式会社アグリトリオと渡辺パイプ株式会社は、農作業マッチングサービス「農How®」と農業助け合いマッチングサービス「アグリウィズ」を連携したサービスを2023年7月4日から開始した。連携によりユーザーのマッチング機会を増やし、農業分野が抱える人材不足や後継者不足などの課題解決を目指す。


相互のサービスをシームレスに提供


「農How®」は、登録者数農家800名、クルー1万1000名(2023年6月時点)を誇る農作業専門のマッチングアプリ。農作業の内容をマニュアル化した資料が事前に届く仕組みになっているため、農業に関する知識や経験が無い人でも安心して応募することができるのが特徴だ。

「アグリウィズ」は、登録者数1万40名(2023年6月時点)の農作業専門の助け合いサービス。農作業の依頼や作物の販路拡大、農機のレンタルなど会員同士で農業に関する困りごとを助け合うことができる。

今回の連携は、農作業のマッチングをエリア特化型で展開する「農How®」の強みと、農作業請負や農作物の売買・農機具の貸借など、「アグリウィズ」の持つ幅広い商品ラインナップ力の相乗効果を生かして全国規模での利用を促進するものである。

今後「農How®」ユーザーは連携ボタンを押すだけで「アグリウィズ」の登録が自動で記入され、相互のサービス利用がシームレスで可能となる。これにより、農家は栽培計画に適した人やモノのスポット利用が可能となり、一般の方が農家に関わる機会が増えることで農業に関心をもつきっかけとなることを期待しているという。

サービス連携のイメージ図

「農How®」ユーザーは画面に表示された連携ボタンを押すだけで「アグリウィズ」を利用することが可能に


株式会社アグリトリオ
https://agritrio.co.jp/
「農How®」
https://agritrio.co.jp/nouhow.html
渡辺パイプ株式会社
https://www.sedia-system.co.jp/
「アグリウィズ」
https://agri-with.com/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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