マイファーム、有機JAS認証取得に向けた費用や技術習得をサポートする事業を開始

株式会社マイファームは、「令和5年度有機農業新規参入者技術習得支援事業」を活用して、「有機JAS認証」取得に向けた費用のサポートおよび技術講習会の事業を開始する。

有機JASの制度や技術的基準に関する研修のほか、初回のほ場実地検査を受講・受検する機会を提供することで、新たに有機農業に取り組む農業者の有機JAS認証の早期取得を促す。

補助金の交付や品目別技術講習会を開催


マイファームは、京都府京都市を本拠に、社会人向け週末農業スクール 「アグリイノベーション大学校」などを運営する企業である。

今回、有機農業に取り組む農業者に対し、「有機JAS講習会の受講料」や「ほ場実地検査の検査料」を補助する。また、品目別技術講習会も実施する。


対象者(次の4つの要件すべてに当てはまる農業者)
・ 営農の一部または全部において国際水準の有機農業に取り組んで5年以内、もしくは今後取り組むことを予定していること。
・過去に有機JASほ場実地検査を受けていないこと。
・本事業期間中または終了後、有機JAS認証を取得する意向があること。
・ 同社が行うアンケート調査や事業実施年度の翌年度以降に行う有機JAS認証取得状況調査に協力すること。

補助額(次のいずれか、または両方を申請可能)
・講習会受講料 最大3万円まで。
・有機JASほ場実地検査費用 最大9万円まで。

受付期間
2023年7月28日(金)~2023年12月22日(金)
※予算の範囲を超える申請があった時点で終了。

申請方法
マイファーム有機農業者支援事務局まで必要書類を提出
URL:https://www.organic-support.jp/


品目別技術講習会



対象者
有機農業に取り組んでいる。今後取り組む意向がある等幅広く有機農業に興味がある方(農業者以外の参加も可能)
受講料
無料(現地までの旅費交通費等は参加者負担)※受講後のアンケートに協力する。
定員
オンライン講座は原則なし。実地研修は講座ごとに定員あり(先着順)
開講時期
2023年8月~2024年2月※詳細情報や日程は順次オープン
申請方法
事業HPの専用サイトから申し込み
URL:https://www.organic-support.jp/seminar/


株式会社マイファーム
https://myfarm.co.jp/
令和5年度有機農業推進総合対策事業
https://www.maff.go.jp/j/supply/hozyo/nousan/230210_150-1.html
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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