日本初の農業テーマパーク「ワタミオーガニックランド」が陸前高田市でオープン

ワタミ株式会社(東京都大田区、代表取締役会長兼グループCEO 渡邉美樹氏)は、日本初の農業テーマパーク「ワタミオーガニックランド」の建設を発表した。
2019年10月24日には建設予定地である岩手県陸前高田市との連携協定締結が予定されている。

日本初の農業テーマパークで陸前高田市を活性化


「ワタミオーガニックランド」完成予想図
ワタミオーガニックランドは、有機・循環型社会をテーマにした日本初の農業テーマパークだ。

東日本大震災の発生から10年後にあたる2021年3月の開業を目指しており、陸前高田市の協力のもと、東京ドーム5個分にあたる約23haの広大な敷地を活用する。
2019年10月には、運営会社として市内にワタミオーガニックランド株式会社(代表取締役社長:小出浩平氏)を設立。有機農業事業で培ってきた同社のノウハウを生かす考えだ。

年間約35万人の来場者数を見込んでおり、畑作や畜産など農業体験が楽しめるテーマパークとして、農場や牧場、養鶏場や工房のほか、ショップやレストラン、宿泊施設などの建設も予定されている。

ワタミグループと陸前高田市

2011年に会長の渡邉氏が陸前高田市の参与に就任。以来、イベントの開催やコールセンターの設置、経営塾の開催など、地域経済の活性化や雇用の促進に取り組んでいる。

同社ではワタミオーガニックランドを、再生可能エネルギーを活用した循環型6次産業のモデル施設とし、震災で大きな影響を受けた同市の復興にも貢献していく考えを示している。

<参考リンク>
ワタミ株式会社
陸前高田市HP
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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