農家と企業をつなぐ「アグリテック交流施設 カタリバ深谷」がオープン

農家とアグリテック企業をつなぐ「アグリテック交流施設 カタリバ深谷」が埼玉県深谷市にオープンした。


深谷市は、「深谷ねぎ」をはじめ多様な農畜産物の一大生産地である。しかし近年は、後継問題や技能伝承、異常気象による影響などさまざまな課題を抱えており、農業の持続可能性が危ぶまれている。

このような農業課題を解決するため、アグリテック企業が集積する深谷版シリコンバレーとして「DEEP VALLEY」の実現を目指しているという。

アグリテック企業が集積するきっかけとなる拠点を目指す


今回オープンした「アグリテック交流施設 カタリバ深谷」は、人と情報のハブとなる場所で、アグリテック企業や生産者、農業関係団体、学生、研究者などが気軽に訪れることができる。

ソーシャルコワーキングの企画・開発・運営などを手がける株式会社ATOMicaが埼玉県深谷市から運営業務を受託し、運営していく。


マッチングやイノベーションを生み出せる機会を創出することで、アグリテック企業が深谷市に集積するきっかけとなる拠点を目指すという。

今後は農家やアグリテック、学生などの交流の場としてプログラムなども実施していく予定だ。


株式会社ATOMica
https://atomica.co.jp/
深谷版シリコンバレー「DEEP VALLEY」
https://deep-valley.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    川島礼二郎
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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