農業を身近に感じられるコワーキングスペース「農mers Cafe」が人形町にオープン

株式会社マイナビは、農業を身近に感じることができる場として、東京都中央区人形町にコミュニティスペース「農mers Cafe(ノウマーズ カフェ)」をオープン。オープンに先立ち、2019年10月10日には農家の方によるマルシェと見学会も開催した。

もっと多くの農業関係人口を「農mers Café」

現在農業界は深刻な人口減、高齢化を迎えており、2018年の農業就業人口は175万3000人、2000年の389万1000人から約55%も減少し、平均年齢は66.8歳と過去最高(※)を更新した。

このような状況でありながら、東京には農業を身近に感じられる場所は少ないとされている。その課題を解決するために、農家と消費者をリアルな場で繋ぎ、農業関係人口を増やすことを目的とした「農mers Café」が人形町にオープンした。


通常は全国各地の農業情報を得られるコワーキングスペースとして利用できる。

要望に応じてスペースを貸し切り、農家の方が農作物の販売や農業イベントを行ったり、自治体による地域振興を目的としたPRイベントや移住就農相談会を開催したり、地域の魅力発信や人材交流の場としての活用も予定されている。

<参考URL>
農林水産省「農業労働力に関する統計」

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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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