ウォーターセル、伊藤園・井関農機・ヤンマーアグリとの資本業務提携を開始

ウォーターセル株式会社は、株式会社伊藤園、井関農機株式会社、ヤンマーアグリ株式会社の3社と2024年2月20日付で資本業務提携を開始した。


共創によって持続可能な農業づくりに貢献


日本の農業では、高齢化による生産人口の減少などに加え、環境負荷低減などの課題がある。このような中、大規模化への対応や次世代へのノウハウの継承は急務であり、そのための経営状況の可視化が重視されているという。

ウォーターセルは、営農情報のデータ化や共有、連携により農業界の課題解決を目指す企業。クラウド型の営農支援ツール「アグリノート」の提供を行っている。

「アグリノート」は、パソコンやスマートフォンで農作業や圃場の管理、従業員間の情報共有ができ、2024年2月現在2万2000を超える組織で利用されているという。また、さまざまな農業関連企業との連携を推進することで、生産者にとっての利便性や情報プラットフォームとしての価値を高めているのが特徴だ。

ウォーターセルは、今回の各社との資本業務提携を通じた共同でのサービス開発により、情報プラットフォームをさらに強化し、農業界の課題解決の加速と持続可能な農業を実現したいとしている。

3社との業務提携の内容は以下のとおりだ。

業務提携内容

伊藤園:持続可能な茶生産に資する各種システムの共同開発および営業連携
井関農機:農機関連システムの共同開発および営業連携
ヤンマーアグリ:農機関連システムの共同開発および営業連携

株式会社伊藤園グループ経営推進部 新規事業推進課長 伊藤昭人氏のコメント
当社は、圃場での収穫や施肥、防除などの農作業の履歴を、スマートフォンやパソコンで記録・集計・管理できる営農支援ツール「アグリノート」を、当社が展開する茶産地育成事業の一部で導入しています。今回、ウォーターセルへの資本参加を通じて、茶業従事者に沿うシステム開発を高度化し、茶農業のデジタル化による持続可能な茶農業の実現に一層貢献してまいります。

井関農機株式会社 夢ある農業ソリューション推進部 副部長 川嶋桂氏のコメント

当社は、2014年より農機の稼働状況や状態を記録・分析・一元化する管理システム「ISEKIアグリサポート」を提供してきました。また、2018年からは「ISEKIアグリサポート」と「アグリノート」を連携し農業経営の効率化を進めています。現在、農業の大規模化が急速に進展するとともに、地球温暖化への対応に向けた作業の可視化など、営農データの重要性はますます多岐にわたっています。今回の資本業務提携により営農支援プラットフォームのオープン化を推進し、ハード、ソフト両面から価値の提供を行うことで生産者皆様の「儲かる農業」そして「持続可能な農業」を応援してまいります。

ヤンマーアグリ株式会社 営業統括部 商品企画部 データビジネスグループ課長 飯田圭亮氏のコメント

当社は農業機械に搭載したセンサーや通信端末を使い、お客様の大切な機械を遠隔で見守る「スマートアシストリモート」を2013年より提供してきました。また2021年3月より「スマートアシストリモート」で取得した農業機械のデータを「アグリノート」で利活用できるデータ連携を開始しています。国内では農地集約が進み、お客様の農地の大規模化が加速する中、データを使った営農管理の重要性は年々高まっております。今回の資本業務提携で、デジタル化が進む国内農業へ向けて営農支援プラットフォームのオープン化を進め、高度な営農データを利活用して農業に関わるすべての方により良い価値を提供することで、持続可能な農業の実現に貢献してまいります。


ウォーターセル株式会社
https://water-cell.jp/
株式会社伊藤園
https://www.itoen.co.jp/
井関農機株式会社
https://www.iseki.co.jp/
ヤンマーアグリ株式会社
https://www.yanmar.com/jp/about/company/yag/
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
パックごはん定期便