「農家web防除暦」に農薬や肥料を記録できる「かんたん栽培記録」機能が追加

都市農業開発株式会社は、「農家web防除暦」を改良し、作付けごとに農薬や肥料を簡単に記録できる「かんたん栽培記録(β版)」の機能を追加した。


発生しやすい病害虫やおすすめ農薬、IPM防除を確認できる


都市農業開発は、農作業受託や農業に役立つ情報提供などを行う企業。各農作物の地域ごとの作型と発生しやすい病害虫をカレンダー形式でデータ化し、それらの防除に利用できる農薬や防除方法を独自のアルゴリズムで表示させるWeb版の防除暦「農家web防除暦」を開発している。

今回リリースされた「かんたん栽培記録(β版)」は、web防除暦ユーザーの要望を踏まえたもので、農薬や肥料の使用、あらゆる栽培記録を簡単に記録できる機能。防除情報と連動することで、その作物に発生しやすい病害虫やおすすめ農薬、また農薬に頼らない防除方法も簡単にカレンダーから確認できるのが特徴だ。


利用する際は、作物名と都道府県を入力するだけで、栽培記録を作成可能。品種ごとやエリアごと、果樹一本ごとなど、自由に栽培記録を作成できる。


記録方法も簡単で、作業名や農薬を選び、使用量を入れることで、スマホやパソコンから作業記録を確認できるほか、Excel形式でのダウンロードにも対応している。


また、自分が持っている農薬が使用できるかを一目で確認できるほか、どんな農薬が使えるか知ることができ、その農薬の適用表や特徴を確認しながらそのまま購入することも可能。


さらに、LINE登録を行うことで、マイページに自分の地域・作物の最新の予察情報が自動で表示されるようになる。


都市農業開発は、今後もユーザーの声を取り入れながら、より良いアプリへ改良していきたいとしている。


都市農業開発株式会社
https://www.uag.co.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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