バイエルクロップサイエンス、雑草防除を最適化する無料ウェブアプリ「my防除」を一般向けに提供開始

バイエルクロップサイエンス株式会社は、雑草の発生状況に合わせて最適な除草剤の処方提案をサポートする無料のウェブアプリ「my防除®」の一般向けの提供を開始した。

my防除_ロゴ

営農支援アプリ「アグリノート」と連携可能に


バイエルクロップサイエンスは、農薬や種子の分野で世界をリードするドイツ・バイエル社のクロップサイエンス部門に属し、日本における農業関連事業を展開する企業だ。

「my防除」は、圃場の所在地、雑草の発生状況、代かきから田植えまでの日数などを登録することにより、最適な雑草防除の処方を提案するウェブアプリケーション。雑草の発生状況や処方といったデータを蓄積し、データの共有や継承を行うことで雑草防除の効率化・省力化を可能にしている。

また、ウォーターセル社が提供する営農支援アプリ「アグリノート」との連携が可能となり、「my防除」で作成した防除処方をアグリノートに取り込むことで、防除計画や実績の記録・管理が行えるという。

my防除入力画面
「my防除」入力画面

同社は、圃場に合った除草剤の有効成分や量を適切なタイミングで散布することをサポートするソリューション「水田雑草テーラーメイド防除」も展開している。

「my防除」は、「水田雑草 テーラーメイド防除」の処方提案の核となるデジタル診断・処方ツールとして活用され、「水田雑草 テーラーメイド防除」で使用する高濃度フロアブル製剤を組み合わせることで、圃場ごとの「適切な薬剤(有効成分)」、「適切な量」、「適切なタイミング」の処方提案を実現する。

バイエルクロップサイエンスは、各領域のパートナーと連携して圃場ごとの課題に合わせた最適な処方提案を行うことで、今後も農家のサポートを強化し、持続可能な農業に貢献していきたいとしている。


「my防除」ダウンロードページ
https://mybj.jp/mybojo/
バイエル クロップサイエンス株式会社
https://cropscience.bayer.jp/ja/home/
ウォーターセル株式会社
https://water-cell.jp
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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