GAP認証農場の情報を取得可能にする「GAP産地API」をファーム・アライアンス・マネジメントが開発

株式会社ファーム・アライアンス・マネジメントは、国際水準GAPを取得している農場の情報をスマートフードチェーンプラットフォーム「ukabis(ウカビス)」から取得することが可能な「GAP産地API」を開発した。


データ連携基盤を活用し生産管理システムから情報をアップロード


ファーム・アライアンス・マネジメントは、国際認証グローバルGAPのコンサルティングを手がける企業。「GAP産地APIコンソーシアム」の事務局として、令和5年度の農林水産省の補助事業である「みどりの食料システム戦略実現技術開発・実証事業費補助金等のうちスマート農業の総合推進対策のうち農林水産データ管理・活用基盤強化 農業データの川下との連携実証」事業に参画している。

近年、実需者などからGAP認証商品を求める声が高まりつつあるが、さまざまなGAP共通のデータベースは存在していないことから、GAP認証を取得した農場の詳しい情報にたどり着くのが難しかったという。

GAP関連団体のホームページ等で公開される情報はあるものの、農場名や品目名などにとどまっており、作付状況や収穫状況などの動的な情報は得ることができなかった。

そこで、GAP産地APIコンソーシアムは、国際水準GAP農場として承認するための運用をシステム化するとともに、農場自身が生産管理システム等から「ukabis」に直接情報をアップロードすることができる仕組みを構築。

これにより、バイヤーなどの実需者はパブリックな環境から目当てとなる農場の検索が可能となるだけでなく、作付情報や収穫情報、栽培履歴といった農場の動的な情報を取得することが可能となった。


なお、取得できる農場のデータは、国際規格に準拠したコード体系となっていることから、青果流通におけるチェーントレーサビリティー実現の可能性を見据えたものとなっている。


株式会社 ファーム・アライアンス・マネジメント
https://www.farmalliance.net
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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