農林水産・食品分野などの研究成果を紹介する「アグリビジネス創出フェア2024」の出展者募集が開始

農林水産省は、2024年11月26日(火)から28日(木)まで東京ビッグサイトで開催される「アグリビジネス創出フェア2024」の出展者およびプレゼンテーション発表者の募集を開始した。募集期間は2024年6月20日(木)までで、出展料は無料。


開催テーマは「距離が縮まるマッチングAgri」


「アグリビジネス創出フェア2024」は、全国の産学官の機関が有する、農林水産・食品分野などの最新の研究成果をわかりやすく紹介し、研究機関同士や、研究機関と事業者との連携を促す場として開催する技術交流展示会。

2004年度から継続的に開催されていて、今年度で21回目となる。出展対象は、以下の通りだ。

1.農林水産・食品分野の研究成果を実用化・事業化することを希望し、最新で質の高い技術シーズや研究成果を有する大学、地方公共団体、独立行政法人等の研究機関、技術研究組合および研究会等の非営利団体。

2.農林水産・食品分野において、広く研究開発における産学官の連携促進や研究成果の普及・実用化・技術移転等を支援する機関、このような活動を支援・推進する各種団体等。

アグリビジネス創出フェアは、現時点では研究成果の事業化に向けた取り組みの途上であり、有料の展示会への参加が困難な公的研究機関や大学等にも有望な技術シーズを広く紹介する機会を設けるため、出展に係る経費を極力抑えた展示会として開催している。

そのため、既に営利活動として事業化されている研究成果等は、基本的に出展不可となっている。ただし、以下の3つに該当する場合は出展可能だ。

【共同出展】
・大学、都道府県、独立行政法人等の研究機関と連携して実施する研究の成果を、研究機関と共同で出展する場合。
・技術研究組合や研究会等に参画している民間企業が、自社の有する農林水産・食品産業分野における技術シーズや研究成果をこれらの団体が主体となる展示の一部または要素を構成する展示として、付随的に出展する場合。

【条件付での単独出展 】
基礎的な技術シーズや研究成果を出展する場合。

【ベンチャー企業やスタートアップによる出展】
大学、都道府県、国立研究開発法人等の研究機関発のベンチャー企業やスタートアップが自社の有する技術シーズや研究成果を出展する場合。

出展希望者は、「アグリビジネス創出フェア2024」の公式サイトから申込手続きできる。展示等の詳細や来場の案内、各出展予定機関の詳細な展示内容なども、今後公式サイトで紹介していくとのこと。


アグリビジネス創出フェア2024
https://agribiz.maff.go.jp/2024/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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