【2024年6月 野菜市況】なす・ピーマン・トマトなどが高値に

農林水産省は、東京都中央卸売市場に出荷される野菜の2024年6月の生育状況と価格見通しを公表した。

6月は冬春の産地から夏秋の産地への切り替わり等に伴い、出荷が安定し、価格が落ち着く野菜が増える見込みだ。

一方で、曇天・多雨の影響などにより、価格が平年を上回って推移する野菜も多い。

6月はなす・ピーマン・トマトなどが高値に


ほうれんそう、なす、トマト、ピーマンは、6月を通して価格が平年を上回って推移する見込みだ。

だいこん、にんじん、キャベツ、馬鈴しょも、6月前半は高値傾向だが、後半には平年並みとなる。一方、きゅうりは前半が平年並み、後半から平年を上回る見込み。

このほか、白菜、ねぎ、レタス、さといも、たまねぎ、ブロッコリーは平年並みで推移する。

野菜の生育状況及び価格見通し(令和6年6月)について
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/engei/240531.html
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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