おてつたび、徳島県鳴門市と持続可能な地域づくりに向け連携協定を締結

株式会社おてつたびは、徳島県鳴門市との連携協定を2024年7月16日に締結した。移住交流の促進や関係人口の創出・拡大、人手不足の解消など、持続可能な地域づくりを推進していく。


農繁期の人手不足解消に向けた取り組みを強化


株式会社おてつたびは、「日本各地にある本当にいい人、いいもの、いい地域がしっかり評価される世界を創る」ビジョンを掲げ、2018年7月に創業。旅館やホテル、農家など、人手不足に悩む地域事業者と、働きながら旅を楽しみたい人をつなぐ、新たな人材マッチングサービス「おてつたび」を運営している。


徳島県鳴門市とは2023年度より連携を開始し、「半農半X」というコンセプトで、移住交流の促進や、農業における繁忙期の人手不足解消に取り組んできた。5月から6月には「鳴門らっきょ編」、7月から9月には「なると金時編」として、各農家やJA里浦と連携している。

実際に移住につながる事例も生まれていて、参加者のうち1名が東京から鳴門市に移住して起業し、らっきょうの加工品の開発に取り組んでいるという。


同社は、今後さらに鳴門市との相互の連携・協力を強化し、移住交流の促進、関係人口の創出・拡大に取り組んでいくため、連携協定を締結した。

農業の分野のみならず人手不足の観光業など幅広い業種で利用を拡大し、鳴門市とさまざまな形で関わりを持つ関係人口の増加にもつなげていくとしている。協定の内容は以下の通りだ。

1.移住交流の促進及び関係人口の創出・拡大に向けた情報発信・機運醸成に関すること
2.移住交流の促進及び関係人口の創出・拡大に向けた体験事業の実施に関すること
3.地域外人材を活用した市内事業所の人手不足解消に関すること
4.前各号に掲げるもののほか、本協定の目的を達成するために必要な事項に関すること

鳴門市長 泉 理彦氏のコメント
鳴門市では、コロナ禍等による地方移住への関心の高まりを背景に、「半農半X」を新たなコンセプトに移住交流を促進してまいりました。その取り組みを進める中で「おてつたび」と出会い、昨年度からおてつたびのプラットフォームを通じて、市内農家で約2週間の農業アルバイトを体験してもらう「半農半X」推進シェアハウス事業を実施しております。

この事業では、本市への移住交流はもちろん、鳴門のファンづくり・関係人口の創出、さらには農業の繁忙期における人手不足解消につながるなど、受け入れ農家やおてつびと(おてつたびを利用して鳴門市へ訪れた方)双方にとって非常に満足度の高い事業となっており、実際に移住に繋がった事例もありました。 今回の連携協定締結を契機に、株式会社おてつたびの皆様と協力し、これまでにない新たなチャレンジにも積極的に取り組んでまいりたいと思います。
株式会社おてつたび 代表 永岡里菜氏のコメント
おてつたびは「日本各地にある本当にいい人、いいもの、いい地域がしっかり評価される世界を創る」というビジョンを掲げ、お手伝いという新しい目的を作ることによって、著名な観光名所がない地域にも人が訪れ、お手伝いを通して地域と人を繋ぎ、地域の農家や施設の人手不足の解消と地域のファン(関係人口)創出を目指しています。

今回の鳴門市との連携協定の締結により、繁農期の農家や宿泊施設をはじめとする人手不足の解消に向けた仕組み作りを強化してまいります。また連携を通して、人手不足の解消に止まらず、鳴門市の魅力あふれる人々や特産品等の地域の魅力を、広く世の中に伝える取り組みにも踏み込んでいきたいと考えております。昨年度、鳴門市ではおてつたびをきっかけに移住された方が1名いらっしゃいました。今後も鳴門市における地域外からの関係人口の拡大や地域経済の活性化に貢献するために、両者の強みを生かして一段と協力して取り組んでまいります。


株式会社おてつたび
https://otetsutabi.com/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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