ドローンによる生育状況を営農管理サービスに紐付け 「いろは」と「アグリノート」が連携

株式会社スカイマティクス(東京都中央区、代表取締役 渡邉善太郎 以下スカイマティクス)とウォーターセル株式会社(新潟県新潟市 代表取締役 長井啓友 以下ウォーターセル)は、スカイマティクスが提供する葉色解析サービス「いろは」とウォーターセルが提供する営農管理ツール「アグリノート」の連携オプションサービスの提供を開始する。



2つのサービスの連携により、アグリノートが記録する日々の営農情報にドローンが空から取得する視覚情報が加わり、栽培経過をより正確に把握し、かつより鮮明に残すことが可能になる。

葉色解析サービス「いろは」とは

ドローンで撮影した農地の画像をインターネット上で管理・診断することができるクラウドサービス。大容量の画像・情報を圃場ごとにクラウドに保存し、いつでもどこでも簡単に農地や作物の状態を確認することが可能。スカイマティクス社が開発する専用ドローンのほか、市販されているドローンにも対応している。

営農管理ツール「アグリノート」とは

農場を航空写真マップで可視化し、農作業および圃場の管理やスタッフ間の情報共有をサポートするクラウドサービス。PCブラウザのほか、専用のアプリを利用することで、スマートフォンやタブレットからも農作業記録や作物の生育記録の入力・閲覧ができる。

 システム連携によりできること

2つのシステムが連携することにより、いろはで撮影した画像をアグリノートの圃場と紐付けて管理することが可能になる。アグリノートでは、新規に画像がアップされたことが通知され、画像及び解析結果の詳細を確認したい場合はワンクリックでいろはの管理ページに移動できる。


また、いろはにアップロードした画像が生育状況の記録としてアグリノートに自動で作成され、その時々の圃場の状態を管理できる。作業と結果を時系列で把握することで、栽培の振り返りがより明確に行える。


これらの連携オプションサービスは、2019年6月5日より提供開始され、随時改良・アップデートが行われる予定だ。

<参考URL>
葉色解析サービス「いろは」
アグリノート
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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