農研機構の広報誌「NARO No.13」で『スマート農業実証プロジェクト』が特集

独立行政法人 農研機構の広報誌  「NARO」 のNo.13で、 『スマート農業実証プロジェクト』  についての特集が掲載されている。


NAROとは


農研機構の季刊広報誌として2016年9月15日に初発行されたNAROは、これまで、2016年に2刊(秋・冬)、2017年に4刊(春・夏・秋・冬)、2018年に3刊(春・夏・秋冬)が発行されている。

農研機構の活動がわかりやすく紹介されているため、農業や食品産業など幅広い分野で研究と開発を進める同機構の活動を知ることができる。
2019年は、スマート農業についての特集が組まれた今回のNo.13号(2019年11月29日発行)を含め、全4刊が発行された。

特集  『スマート農業実証プロジェクト』 


スマート農業実証プロジェクト』 は、農林水産省と農研機構が2019年に開始したスマート農業に関する実証プログラムだ。
ロボットやAI、IoT等の先端技術を活用したスマート農業の社会実装を目的に、全国に69か所ある実証農場では、ドローンによる作物の観察や、無人ロボットトラクタの運用、栽培ノウハウのデータ化などの検証が行われている。

「大規模スマート茶業一貫体系の実証」 や 「露地小ギク大規模生産体系の実証」 が紹介


特集では、プロジェクトに参画している実証農場や、活用に関する詳しい情報などが具体的に紹介されている。

実証例として、鹿児島堀口製茶(有)の 「IoT技術・ロボット化技術を活用した大規模スマート茶業一貫体系の実証」 や、男鹿・潟上地区園芸メガ団地の 「先端技術の導入による計画的安定出荷に対応した露地小ギク大規模生産体系の実証」 などが掲載される。
 

NARO No.13 目次


1P.Hot Topic
楽麻呂師匠「寄席で紹介 農研機構」
2P.~4P.特集
スマート農業実証プロジェクト
5P.コラム 農研機構生まれブランド
夏野菜のカボチャを冬もおいしく!「おいとけ栗たん」
6P.~7P.ひろがる研究成果
苦味がほとんどない ダッタンソバ「満天きらり」
8P.TOPICS
報告:共同ラボ設置/受賞/イベント/表彰

<参考リンク>
独立行政法人 農研機構
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
  4. 鈴木かゆ
    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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