農業IoTのセキュリティ対策にも活用可能 「IoT IDプラットフォーム byGMO」が提供開始

電子認証サービスを展開するGMOグローバルサイン株式会社(以下、GMOグローバルサイン社)は、IoTデバイスの次世代型セキュリティサービス「IoT IDプラットフォーム byGMO(以下、IoT IDプラットフォーム)」を、2018年9月末を目処に提供開始する。電子証明書(=ID)の登録・発行から更新・停止・移転までを管理できるというもので、農業や製造業、ヘルスケア業などの多様な業種やスマートグリッドやIoTゲートウェイといった装置など、各業種・業態におけるIoTのセキュリティに関係する場面で利用できるという。



モバイルデバイスのみならず、産業機器や自動車、家電、農業IoT機器など、様々なデバイスのIoT化が進む中で、IoTデバイスのセキュリティ対策が急務となっている。他者からの攻撃を受けたり、データの漏洩や他人への攻撃をさせられるといった可能性もある。

こうした背景のもと、GMOグローバルサイン社では、セキュアなIoT環境の実現に向けた取り組みを2016年より実施。2017年4月には、IoTデバイス向けの電子証明書大量発行サービス「マネージドPKI for IoT」の提供をはじめた。

取り組みの一環として提供する「IoT IDプラットフォーム」は、数十億にも及ぶ多種多様なIoTデバイスに対し、「マネージドPKI for IoT」をベースにした電子証明書の発行に加え、電子証明書自体に固有のIDの役割を持たせることで、IoTデバイスを識別して一元管理できる。これにより、電子証明書(=ID)の登録・発行(配布)から、更新・停止・所有権の移転まで、IoTデバイスのIDライフサイクル管理を包括的に行える。

「IoT IDプラットフォーム」では、
  • PKI基盤のID認証でセキュアな通信を実現
  • 迅速かつ大量の電子証明書の発行が可能
  • 認証局や証明書形式の柔軟性
  • 他社製品とのパートナーシップによる相互運用性
  • ニーズに合わせて選べる連携方法
といった5つの特徴を備え、IDの役割を持たせた電子証明書の登録・発行機能や、他のアプリケーションやプラットフォームと連携可能な柔軟性の高いAPIを提供することで、IDライフサイクルの管理業務を大幅に改善するという。


<参考URL>
GMOグローバルサイン株式会社
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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