水田用自動給水機「アクアポート」、高機能モデルとタイマーに特化した新2機種が登場

北菱電興株式会社は、稲作の水管理を省力化する水田用自動給水機「アクアポート」シリーズに、高機能モデル「Plus」、タイマー機能に特化した「Timer」の2機種を追加した。2024年4月15日より、全国のJAまたは取扱店にて順次販売が開始される。


稲作で最も手間のかかる水管理を省力化


北菱電興は、三菱電機の代理店としてFA機器等の電気・電子機器の販売、各種制御システム・電子機器の開発・製造などを行う企業。近年はアグリ事業や産業向けIoTシステムの開発も手がけている。

今回販売が開始される「Plus」と「Timer」は、上限センサー・下限センサーが水位を感知し、自動で給止水する現行の「アクアポート」に、タイマー機能を追加したものと、センサーを省きタイマー機能に特化したものだ。

それぞれの特徴は以下のとおり。

Aquaport Plus(アクアポートプラス)

夜間(昼間)に給水時間帯を限定したいという農家の声から生まれた高機能モデルで、タイマーで給水開始時間を指定できる。給水開始時刻を設定し、止水したい位置に上限センサーをセットすることで、設定した水位まで自動で給水する。一度設定すると毎日同じ時刻に給水を開始できるため、毎日設定しに来る必要がなくなるという。

アクアポートPlusを圃場に設置した状態

Aquaport Timer(アクアポートタイマー)
水管理をもっとシンプルに行いたいという農家の声から生まれた、センサーを省いたモデル。給水開始時間と止水までの時間を設定することで、自動で給止水する。一度設定すると毎日同じ時刻に給水・止水を行うことができる。

商品概要

価格:
・Aquaport Plus(アクアポートプラス)5万9800円(税込)
・Aquaport Timer(アクアポートタイマー)4万9800円(税込)
販売場所:全国のJAまたは取扱店
発売日:2024年4月15日から順次販売開始
サイズ:高さ424mm、幅234mm、奥行187mm
重量:5.5kg(電池込み)
電源:単一電池4本


北菱電興
https://www.hokuryodenko.co.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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