農林水産業でのドローンビジネスを分析「ドローンビジネス調査報告書2018【農林水産業編】」発売

IT関連メディア事業を展開する株式会社インプレスのシンクタンク部門、インプレス総合研究所は、新産業調査レポート「ドローンビジネス調査報告書2018【農林水産業編】」を8月30日に発売した。


現在、ドローンの活用は、空撮、点検、測量などの分野で広がっており、農林水産業の分野では、ドローンを活用することによる作業の効率化やコスト削減、収量拡大、品質向上という効果が期待されている。

農業分野では、ドローンを活用した農薬散布が広がりを見せ始め、その他にもドローンで取得したデータを解析し農家へ営農情報を提供するサービスやAIを駆使した画像解析サービスなどが開始している。水産業では、養殖場を空から監視し早期に赤潮対策を図るためにドローンを活用。また水中ドローンを養殖網の点検に活用するための実証実験も行われている。

8月30日にインプレス総合研究所がリリースした「ドローンビジネス調査報告書2018【農林水産業編】」には、農林水産業でドローンをビジネス活用する際に必要な情報を整理しつつ、ドローンビジネスの現状と今後の展望までを分析している。ドローンを活用したビジネスをはじめるために必要な情報が網羅されている。

各章の概要
第1章「農林水産業におけるドローンビジネスの動向」
農林水産分野におけるドローンの役割や効果、プレイヤー、活用の現状、市場規模とロードマップ、行政の動向、今後の展望など。

第2章「分野別の現況と課題」
農薬散布、精密農業、害獣対策、水産業、林業といった分野ごとにドローンを活用したビジネスの現状と課題(分野特有の課題、技術課題、社会的課題など)、ドローン活用のメリットデメリット、市場成長性などを分析。

第3章「国内企業の動向」
農林水産分野でドローンビジネスを展開する国内企業9社を「ハードウェア」「サービス提供企業」に分類し、動向をまとめ。

第4章「海外企業の動向」
農林水産分野においてドローンを活用する海外企業13社を解説。実際に行っているサービスの特徴や強みなどをまとめ。

書籍情報】「ドローンビジネス調査報告書2018【農林水産業編】」
著者:青山 祐介、インプレス総合研究所
監修:春原久徳
発行所:株式会社インプレス
A4判
発売日:8月30日
価格:CD(PDF)版、ダウンロード版 85,000円(税別)/CD(PDF)+冊子版 95,000円(税別)


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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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