シンポジウム 「農業における先端技術活用の加速化を目指して II」2月14日に東京・日比谷で開催

農林水産省農林水産技術会は2020年2月14日、シンポウム「農業における先端技術活用の加速化を目指して II」を、東京都千代田区日比谷にある日比谷コンベンションホールで開催する。参加費は無料、申し込み〆切は2020年2月10日(月)まで。

国内農林水産業の強化を目的としたシンポジウムで、当日はICTやAI、ロボット等を活用したスマート農業の有効性や課題についての講演のほか、先端技術活用の加速化に向けた今後の展望をテーマとした討論会が予定されている。


スマート農業に関する講演やディスカッション

シンポウム「農業における先端技術活用の加速化を目指して II」は、国内農林水産業の強化を目的としており、スマート農業の有効性や課題についての講演や、先端技術活用の加速化に向けた今後の展望の討論など、三部構成で行われる予定だ。

第一部のテーマは「生産者視点でとらえる先端技術活用の営農への意義と課題」で、株式会社果実堂の代表取締役社長である高瀬 貴文氏や、有限会社尾藤農産の代表取締役である尾藤 光一氏、内野農園代表の内野 貴人氏、一般社団法人日本農業情報システム協会で専務理事を務める堀 明人氏らの講演が予定されている。

第二部は「アグリビジネス展開支援事業の活動状況 / 前年度発表の続編」がテーマで、テラスマイル株式会社で開発・プロジェクトリーダーを務める谷 奈津美氏と、株式会社Eco-Porkの代表取締役である神林 隆氏が登壇する予定とのこと。

第三部は、「農業における先端技術の活用を加速するための課題と方向性」についての討論会で、NKアグリ株式会社の代表取締役社長である三原 洋一氏をファシリテーターに迎える。

プログラム

13:00~13:05「事務局による開催宣言」(農林水産・食品産業技術振興協会)
13:05~13:10「主催者挨拶」(農林水産省 農林水産技術会議事務局)

第一部:【生産者視点でとらえる先端技術活用の営農への意義と課題】
13:10~13:40「葉物野菜のハウス栽培における高機能化の限界への挑戦」(高瀬 貴文氏)
13:40~14:10「土壌改良から見る、次の手立てスマート農業」(尾藤 光一氏)
14:10~14:40「ハウス内環境調節の創意・工夫から統合環境制御への発展的取り組み」(内野 貴人氏)
14:45~15:15「農業分野へのIT導入支援実績を踏まえたスマート化の意義と課題」(堀 明人氏)

第二部:【アグリビジネス展開支援事業の活動状況 / 前年度発表の続編】
15:15~15:40「スマート農業時代における経営分析クラウドの実証活動の総括」(谷 奈津美氏 )
15:40~16:05「スマート農業時代における養豚経営支援システムの実証活動の総括」(神林 隆氏)

第三部:【農業における先端技術の活用を加速するための課題と方向性】
16:05~16:50「総合討論」(ファシリテーター三原 洋一氏)

開催概要

シンポジウム「農業における先端技術活用の加速化を目指して II」
日時:2020年2月14日(金)13:00~16:50
会場:日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール地下1F
住所:東京都千代田区日比谷公園1-4
料金:無料

農林水産省 農林水産技術会議
https://www.affrc.maff.go.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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