カルチ作業中の株欠損をAIが自動検知、農業用AIシステム「欠損探知くん」提供開始

ALLYNAV AG株式会社は、畦間除草カルチ作業中に発生する作物の株欠損をリアルタイムで探知し、作業者へ通知するAIカメラシステム 「欠損探知くん」 の提供を開始した。

カルチ作業中の株欠損をAIがリアルタイムで検知

後方確認の負担を軽減、作業ミスと収量ロスを防止


ALLYNAV AG株式会社は、業用自動操舵システムおよび自律走行技術の開発‧販売を行う企業。中国のALLYNAV本社との技術連携のもと、日本市場向けの独自チューニングやソフトウェア開発を展開している。

近年、農業現場では人手不足の深刻化に伴い、作業効率の向上や機械化のニーズが高まっている。特に畦間を除草する際のカルチ作業では、「作業中に株欠損が発生しても気付きにくい」「後方確認を繰り返すことで身体への負担が大きい」「操作ミスによって作物を踏んでしまう」「草や石などにより作物を引っ掛けてしまう」といった課題がある。

このような問題は収量低下の原因となる場合があり、作業中に株欠損を把握できる仕組みが求められてきた。

畦間除草カルチ作業風景

提供を開始した「欠損探知くん」は、日本の農業現場の課題をもとに、生研支援センター「戦略的スマート農業技術の開発・改良」の支援を受けて開発された農業用AIカメラシステム。カルチ作業中にAIカメラが作物列を認識し、株欠損が発生した場合に警告音と画面表示で作業者へ通知することで、作業ミスの防止と農作業の効率化を支援する。

株欠損を検知すると音(ビー!ビー!)と画面表示で通知

 

「欠損探知くん」は、(1)作物の畦ラインを認識、(2)株欠損の発生を探知、(3)AIが判断し作業者へ通知、といった流れで株欠損を探知。作業者は前方を向いたまま作業を続けながら、株欠損の発生を把握することができる。

AIカメラが畝ラインを認識し株欠損を検知

ALLYNAV AGは今後も、農業現場の課題解決につながる製品やサービスを通じて、農業の効率化と持続可能な農業の実現に貢献していくとしている。


ALLYNAV AG
https://www.allynav.com/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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