「Food Tech Venture Day NEO Vol.4−メカ&デバイス×食農の未来」が8月26日に開催

株式会社UnlocXは、株式会社リバネスと共同で「Foodtech Venture Day NEO Vol.4−メカ&デバイス×食農の未来」(以下、FVD NEO)を2025年8月26日(火)に港区立産業振興センターにて開催する。第4回目となる今回は、日本が誇る強みのひとつであるメカ&デバイスをテーマに食と農の未来を探る。


日本が持つものづくりの力から食の未来を考える


株式会社UnlocXは、食のエコシステム構築を目指す企業。共創プロジェクトやコミュニティ企画、研究事業のプロデュースなどを手がけている。株式会社リバネスは、2001年に理工系大学生大学院生が創業した、世界で初めての「知識製造業」を営むベンチャー企業。理念を共有するパートナー企業とともに、世界の課題を解決するプロジェクトに取り組んでいる。

日本が持つデバイス開発やメカトロニクスに関する知見は今もなお、世界トップクラスと言える。また食の分野ではデジタル化やAIの活用が進んでも、農作業、原料製造、調理など、最終的には「道具」や「機械」が必要であり、食の領域を発展させるにはものづくりの力が欠かせない要素となる。

FVD NEO Vol3の様子:Floatmeal株式会社 CEO北村もあな氏によるピッチ

両社が共催する「FVD NEO」は、先進的な技術・アイデアで新たな食の未来の創造を目指すスタートアップやベンチャーが登壇し、審査員企業である大手事業者との協業を後押しするピッチイベントだ。

今回は、日本の強みのひとつである「メカ&デバイス」から拓きうる、食の未来の新たな可能性について議論を交わす。登壇企業と審査員企業は以下のとおり。

登壇企業(2025年8月7日時点)


1.アルファテック
温度制御型粉砕技術「Amorfast®」を用い、「水なし・一瞬」でテンプン・セルロースを非晶化。飼料効率の向上、グルテンフリー食品など、低コストかつエコな素材技術を実現
2.エムプラス
温室効果ガスの原因となるフロン類を使用せず「ノンフロンエンジン」と「自然冷媒」の“二刀流ノンフロン駆動”を可能にした液体急速冷凍機「Storm Freezer」を開発・販売
3.Thinker
近接覚センサーを搭載し、人の指先のように柔軟に動く次世代型ロボットハンドを開発
4.Byte Bites
3Dプリンタ技術を軸に、食品の新商品開発を小ロット・低コストでサポート
5.F-EAT
最先端の3Dフードプリンティング技術と空間コンピューティングを融合させることで、革新的な食文化の創造に挑戦
6.プランテックス
世界初の密閉型植物工場を実現。省スペースかつ省資源型の人工光型植物工場の企画・設立・運営をサポート
7.モリロボ
スイッチひとつでプロクオリティの均一な生地を焼き上げるクレープロボット「Q」を開発・販売

審査員企業(2025年8月7日時点)


  1. 東京建物株式会社(TOKYO FOOD INSTITUTE)
  2. Tokyo Regenerative Food LAB
  3. 三井不動産株式会社(&mog)
  4. 独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
  5. 株式会社和多屋別荘
  6. 株式会社リバネス
  7. 株式会社UnlocX

全体スケジュール


17:00(開場 16:30) オープニング
17:05 オープニングセッション①
(仮)「日本の伝統技術の継承と進化〜機械化を通じた新たな産業創造」
登壇者:株式会社フジワラテクノアート 専務取締役 狩山 昌弘氏
17:20 オープニングセッション②
「メカ&デバイスx未来ビジョン〜解像度高い未来を妄想・構想する」登壇者
Future Vision Studio代表 OPEN MEALS フードテック・クリエイター 榊 良祐氏
UnlocX & Co. Insight Specialist 岡田 亜希子
UnlocX & Co. Startup Specilist & Geek 住 朋享
17:45 パイオニア企業によるピッチ(プレゼン6分+質疑4分)
19:00 シェアアウト
参加者による仲間づくりや告知ができる好評企画です。
挙手制となりますので、発表希望の方はぜひご準備ください。
19:30~20:45 ネットワーキング&アワード発表


「FVD NEO」では、審査員企業による賞の設置、アワードの授与が行われる。大手企業やベンチャー企業との連携に前向きな企業からの応援を後押しするため、アワードは賞金ではなく各社のアセットや取り組みを活用して、パイオニア企業の事業を加速・進化させるような内容になっているという。

 

FVD NEOVol.3の様子:「STARTUP HOKKAIDO賞」を受賞したクォンタムフラワーズ&フーズ(株) CFO 宇留野秀一氏

FVD NEOVol.3の様子:GOOD GOOD(株) CEO 野々宮秀樹氏

 

開催概要

日時:2025年8月26日(火)17:00~20:45(開場16:30)
場所:港区立産業振興センター(港区芝5-36-4札の辻スクエア 11F)
料金:5000円
申込URL:https://event.unlocx.tech/event/14357


株式会社UnlocX
https://unlocx.tech/
株式会社リバネス
https://lne.st/
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WRITER LIST

  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
  4. 鈴木かゆ
    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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