高収益農業モデルを目指す「コンパクト農ライフスクール」が5月から開講 目標は0.5haあたり年商1000万円

株式会社The CAMPus BASE(ザ・キャンパス・ベース)は、小規模ながらも高収益な農業モデルを目指す人材育成プログラム「コンパクト農ライフスクール」を2020年5月9日より開講する。

同社では、週末農業スクール「アグリイノベーション大学校」との相互連携も発表しており、事業成長を目指す既農者や新規就農者、兼業就農希望者を対象に多様な受講プログラムを展開していく考えだ。


The CAMPus BASEは、インターネットをプラットフォームとした次世代型の農学校「The CAMPus (ザ・キャンパス)」を運営する企業。The CAMPusでは、全国の成功農家約70人を講師に迎え、農業に関する具体的テクニックほかライフスタイルなどを配信している。

一方、アグリイノベーション大学校は、株式会社マイファームが運営する週末農業スクールだ。同校では農業経営のトップランナーや生産技術のイノベーター、農産物流通の専門家らを講師に迎え、農業技術の原理原則ほか経営戦略、計画策定、実践科目などのカリキュラムを展開している。

2020年5月には、コンパクト農ライフスクールとの相互連携による、コンパクト農ライフ学科の新設が予定されている。

アグリイノベーション大学校で行われている農場講義の様子

「0.5ha/年商1000万」を基準に成功農家のノウハウを学ぶ


コンパクト農ライフスクールは、SDGs時代におけるコンパクト農家の育成を目指した農業スクールだ。

プログラムは全10回(1講義/2時間)で「0.5ha/年商1000万」に設定された基準を元に、小規模ながらも質の高い農業モデルを実践している成功農家のノウハウが学べるという。

また、資金面や農地の確保など、就農の際に直面するさまざまな課題解決に向けたカリキュラムも用意されているほか、アグリイノベーション大学校との相互連携により、同校が提供する座学講義の内6コマを選択受講できるとしている。


開催概要


受講料金:15万円(税抜)
日程:5月9日〜6月13日
毎週末⼟曜(たまに⽇曜)
1~2講座 ✕ 6⽇間 = 全10講座

スケジュール:
5⽉9⽇(土)/第1講座(10:00-12:00)
5⽉16⽇(土)/第2講座(10:00-12:00)/第3講座(13:00-15:00)
5⽉23⽇(土)/第4講座(10:00-12:00)/第5講座(13:00-15:00)
5⽉30⽇(土)/第6講座(10:00-12:00)/第7講座(13:00-15:00)
6⽉7⽇(日)/第8講座(10:00-12:00)/第9講座(13:00-15:00)
6⽉13⽇(土)/第10講座(10:00-12:00)
※午前と午後の講座が連続する場合、間に1時間の休憩を入れます。
※午後の講座終了後は必ず1時間の懇親会が開催されます。
※オンラインでの受講も全てリアルタイムで行っていきます。


コンパクト農ライフスクール
https://thecampus.jp/compactagri/
アグリイノベーション大学校
https://agri-innovation.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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