農水省、農産物の環境負荷低減の「見える化」を学べる研修会をオンラインで開催

農林水産省は、農産物の環境負荷低減の取り組みの「見える化」をさらに拡大するため、「見える化」の基礎や取り組み事例を紹介する研修会を計3回開催する。Microsoft Teamsを利用したオンライン開催で、参加費は無料。


「見える化」に取り組む生産者・事業者の事例を紹介


農林水産省は、「みどりの食料システム戦略」に基づき、持続可能な食料システムを構築するため、生産者の温室効果ガス削減や生物多様性保全に貢献する環境負荷低減の取り組みを評価し、星の数でわかりやすくラベル表示して消費者に伝える取り組みを推進している。

これは「みえるらべる」とも呼ばれ、ラベルを表示した商品が通年購入可能な店舗は、現在では全国で17都道府県、1000カ所(2025年10月現在)を超え、小売店や飲食店、オンライン販売など取り組みが広がりつつある。

農林水産省はこの取り組みをさらに拡大するため、生産者、流通・小売事業者、JA・地方自治体職員等を対象とした研修会をオンラインで開催する。

研修会では、「見える化」に必要な温室効果ガスの排出・吸収量や生物多様性保全の取り組みを評価・表示する方法を解説。また、「見える化」に取り組んでいる生産者・事業者も登壇し、取り組みを始めたきっかけや取り組んで良かったことなどを紹介する。

プログラム
(1)農産物の環境負荷低減の取組の「見える化」概要説明
(2)「見える化」に取り組む生産者・事業者による講演
(3)質疑・意見交換

開催概要

(1)第1回流通・小売事業者向け
日時:2025年11月12日(水)14:00~15:30
場所:オンライン(Microsoft Teams)
講演者:
・株式会社イトーヨーカ堂
・越前たけふ農業協同組合
・あふ食堂
申込〆切:2025年11月11日(火)12:00

(2)第2回生産者、JA・地方自治体職員向け
日時:2025年12月9日(火)14:00~15:30
場所:オンライン(Microsoft Teams)
講演者:
・夢みなみ農業協同組合
・伊賀ふるさと農業協同組合
・株式会社ヨークベニマル
申込〆切:2025年12月8日(月)12:00

(3)第3回生産者、JA・地方自治体職員向け
日時:2025年12月10日(水)14:00~15:30
場所:オンライン(Microsoft Teams)
講演者:
農事組合法人味心
・久保さんちのお米株式会社
・イオン北海道株式会社
2025年12月9日(火)12:00

申込URL:https://forms.office.com/pages/responsepage.aspx?id=_6DkBnJJi0qvMEVxNh0TRFcmztpNKVJPjsMnEQQoTCRUM1MyVkFGRElQSVU1TE1YNFVQQUZHNFFGWi4u&route=shorturl


農林水産省:農産物の環境負荷低減の取組の「見える化」を基礎から学べる研修会を開催します!
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/b_kankyo/251031.html
農林水産省
https://www.maff.go.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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