新型コロナによる余剰生産物を農総研が買取 全国で登録外生産者も対象に

株式会社農業総合研究所は、新型コロナウイルス感染症拡大によって取引先の休業などにより生産販売額の減少などの被害を受けた農産業を営む個人、法人の農産物を買い取ることで、生産者の支援を行う。従来は、同社の登録生産者の農産物のみを買い取っていたが、買い取る対象を全国の生産者に拡張して実施する。

農業総合研究所は、全国約8800名の生産者と都市部を中心とした約1500店舗の小売店をITでダイレクトにつなぎ、情報・物流・決済のプラットフォームを構築することにより、新しい農産物流通システムを展開する農業ベンチャー。その独自の流通網を使って、新型コロナのあおりを受けた生産者を幅広く支援する。

JA全中が実施した全国のJA、連合会、中央会などに対しての影響と対応、要望などについての緊急調査によると、新型コロナウイルス感染症の影響は農業にも波及しており、インバウンドの減少による外食の急激な需要減少に加え、緊急事態宣言による外出自粛と飲食店の時短営業などがある。また、学校休校による農畜産物の業務用需要の減少や団体旅行の自粛による観光農園の集客も減少するなど、大きな影響が出ている。

そのようななかで、独自の流通網と集荷場を活用し、出荷販売額減少などの被害を受けた生産者支援を目的に、農産物の緊急買い取りを実施する。買い取った農産物は、外出自粛の影響によりむしろ急増している農産物需要に対応するため、都市部を中心とした販売店に供給される。

概要

対象農家
対象となる農家は、新型コロナウイルス感染症拡大による取引先の休業などにより生産販売額の減少などの被害を受けた生産者(個人、法人)。同社の登録生産者様以外も対象。

対象地域
全国の都道府県

期間
2020年5月31日(日)まで
※状況に応じて期間延長の可能性あり。

対象農産物
小売店で販売可能な全ての青果類
※農総研の品質基準あり

買取り方法
全国にある農総研の集荷場やセンターで買取り
※一部地域で対応できない場合あり


買取り支援特設ページ
https://www.nousouken.co.jp/covid-19-support
株式会社農業総合研究所
https://www.nousouken.co.jp/


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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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