農水省、農業者向けアプリ「MAFFアプリ」リリース、新たなコミュニケーションの活性化を目指す

農林水産省は、省と農業者をつなぐスマートフォン用アプリ「MAFFアプリ(マフアプリ)」の提供を2020年5月1日より開始した。料金は無料(通信料は利用者負担)で、Google Play StoreおよびApp Storeからインストールできる。

同省ではアプリの提供開始にあたり、「農業に役立つ政策情報等を農業者に直接届けることで、実効性のある農業政策の実現に向けて取り組む」とコメントしている。


農林水産省と農業者をつなぐコミュニケーションアプリ


MAFFアプリは、農業者の「欲しい時に農林水産省の政策情報が届かなかった」や「現場の声が霞が関までなかなか届かない」等の声に応えるために開発されたコミュニケーションアプリ。同アプリでは国や省が行う政策情報やイベント情報を農業者のスマートフォンに直接配信し、特に重要な情報や緊急的な情報についてはユーザーのスマートフォンにプッシュ通知される。

また、同アプリには農業者が現場の情報を直接送付できる「マフちょく」機能も備えられており、アプリを通じて「農業現場の抱える課題や実情をデジタルからのアプローチで解決を目指す」考えを示している。

さらに、さまざまな手続きや申請をオンラインで行える「農林水産省共通申請サービス(eMAFF)」とも連携していく。

農林水産省ではマフアプリの提供を通じ、農業者と直接コミュニケーションを行うことで、農業現場の抱える課題や実情について、迅速かつ正確に把握していく方針だ。


農林水産省 農業者向けスマートフォン・アプリケーション(MAFFアプリ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/maff-app.html
農林水産省
https://www.maff.go.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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