太陽光発電で環境制御する“次世代農業用ソーラーハウス”、千葉県睦沢町に登場

グリーンエネルギー事業などを手がける株式会社チェンジ・ザ・ワールドは、耕作放棄地の解消と農業の経営安定へ向けたソリューションとして、太陽光発電システム搭載の次世代農業用ソーラーハウスを千葉県睦沢町に建設している。今後は町の観光施設として開発を進めていくとともに、全国の農家や農業法人に販売していくという。

営農プロセスを自動化し安定した農業経営を実現

太陽光発電システム搭載次世代農業用ソーラーハウスは、屋根に太陽光パネルが取り付けられた農業用ビニールハウスだ。ソーラーハウス内の温度管理等ハウス内に必要な電力を太陽光パネルで賄うことができ、通年で安定した農作物の生産が可能になる。ハウスの構造材に太陽光架台を使用するため、通常の農業用ビニールハウスと比べ耐久性にも優れている。

また、栽培管理に必要なデータ測定や営農プロセスの自動化を図ることで、生産性の向上と安定した農業経営を実現。農業を行うために必要不可欠であるエネルギーコストの削減や収入の安定化は、農業従事者増加、そして耕作放棄地問題の解消にもつながるという。

千葉県睦沢町のソーラーハウスは高さ2.1m、間口3.6m、奥行き50mで、ソーラーハウス上部には36枚の太陽光パネルが設置されている。完成後は順次大玉トマトの作付けを行うほか、将来的には作業場・直売所・ジューススタンドなどを設置し、観光農園として運営していく。

千葉県睦沢町に建設中の”ソーラーハウス”

株式会社チェンジ・ザ・ワールド
https://ctws.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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