日本のお茶の魅力を発信するサイト「CHAGOCORO」に通販ページがオープン

飲料大手の株式会社伊藤園は、農林水産省が展開するインターネット販売推進事業を活用したネット通販ページを、7月17日から同社の運営サイト「CHAGOCORO」にオープンした。

インターネット販売推進事業は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける生産者を支援する補助事業で、同省が指定する対象品目の送料が補助される。新設された通販ページでは国産リーフ茶が送料無料で購入できるそうだ。


送料無料の国産リーフ茶ほか急須や湯のみ等の茶器を販売


「CHAGOCORO」は、お茶を通じた出会いと文化を発信するコミュニティメディア。
生産農家やカフェ・レストランオーナー、アーティストらによるコラム、作家である吉本ばなな氏のエッセイなどが連載中で、10代~30代の若年層をターゲットに、お茶への関心拡大を目的としている。

新設された通販ページでは、産地の生産者が丹精込めて作り上げた国産リーフ茶を送料無料で購入できるほか、リーフ茶をお洒落に楽しむための急須や湯のみなど茶器の購入もできるという。(事業対象外のため送料は自己負担)

サイト内で販売される急須や湯のみ(※イメージ)


今後は、サイトに登場した生産農家らとオンラインでつながれる場の提供も計画中で、今秋までには生産者、事業者、消費者間の三方向のつながりを生み出したい考えだ。

同社は「サイト運営を通じて日本のお茶業界の活性化とさらなる発展に貢献したい」としている。


CHAGOCORO
https://www.chagocoro.jp/
株式会社伊藤園
https://www.itoen.co.jp/

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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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