送料無料の産直通販サイト「産直tabeloop」がオープン 新型コロナ影響下の生産者を支援

バリュードライバーズ株式会社は、食品ロス削減プラットフォーム「tabeloop(たべるーぷ)」の一般消費者向けサイト「産直tabeloop(たべるーぷ)」を2020年7月にオープンした。

「産直tabeloop(たべるーぷ)」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で余剰となった日本各地の農産品等を販売する特設通販サイト。産地の販売価格と同等料金の生産品が送料無料で購入できるそうだ。


バリュードライバーズ株式会社は、食品ロス削減プラットフォーム「tabeloop(たべるーぷ)」を運営する企業。
「tabeloop(たべるーぷ)」は、産地で発生した規格外の農産品を飲食店などに向けて提供する会員制のプラットフォームで、購入料金の一部がFAO(国際食糧農業機関)など飢餓撲滅の活動を行う団体に寄付される仕組みになっている。


新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける生産者を支援


「産直tabeloop(たべるーぷ)」は、農林水産省が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける生産者の支援策としてはじめた「インターネット販売推進事業」を活用して立ち上げられた産直サービス。
消費者が送料を負担することなく、産地の販売価格と同等の料金で購入できるのが特徴だという。

バリュードライバーズは「産直tabeloop(たべるーぷ)」の運営を通じ、農林水産省が推進する「在庫の滞留解消」、「価格水準の回復」に寄与したい考えだ。

サイトに出品される農産品は、野菜、果物、和牛肉、花き類、ジビエ、そば、茶、水産物などの正規品や規格外品。
運営元であるバリュードライバーズは、「通常商品とワケあり品を掲載することで生産者の新たな販路づくりに貢献したい」と述べる。

【農産品の一例】
北海道産のいちご
松坂牛サーロインステーキ

産直tabeloop(たべるーぷ)
https://sanchoku.tabeloop.me/
tabeloop(たべるーぷ)
https://tabeloop.me/
バリュードライバーズ株式会社
https://www.value-d.co.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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