『agri-board』を提供する「はれると」が、農業資材のイノチオ、HRサービスのカオナビと資本提携


農業向け労務管理クラウドサービス『agri-board』を提供する株式会社はれるとは、農業資材の施工・販売を行うイノチオグループ、およびクラウド人材マネジメントシステムを提供する株式会社カオナビから出資を受けたと発表。今後、両社と連携して農業者の労務改善と生産性向上を後押しする。

はれるとは、「農業の記録をデジタルへ、労務と目標管理をカンタンに。」というミッションを掲げ、2020年2月に労務管理クラウドサービス『agri-board』をリリース。作業時間の最適化や経費・労務費の削減を行って、施設園芸の労務管理・目標管理から「ムリ」「ムラ」「ムダ」をなくすことをサポート、さらに作業進捗や実績のみえる化など、コスト削減だけではなく生産性改善に向けた新しいアプローチの提案を行っている。

農業用ハウスや農業資材を施工、販売するイノチオグループは、働きやすい農業づくりの一環として、はれるとに出資。はれるとのシステムを積極活用して農業者の経営サポート事業の強化を狙う。また、同じくはれるとに出資する人材管理システムを提供するカオナビとも連携を図るという。いっぽうのカオナビも、人材マネジメントシステム事業とのシナジー効果も期待し、はれるとに出資した。

両社のサポートを受け、はれるとは、農業法人の規模拡大、農業への新規参入企業の増加など、変化する農業経営に必要なサービスとして、『agri-board』の普及を目指す。


株式会社はれると
https://haleruto.com
イノチオホールディングス株式会社
https://www.inochio.co.jp
株式会社カオナビ
https://corp.kaonavi.jp
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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